スクーデリア・アルファタウリのF1テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2022年F1シンガポールGPの予選を振り返った。F1シンガポールGPの予選でスクーデリア・アルファタウリは2台揃ってQ3に進出し、ピエール・ガスリーが7番手、角田裕毅が10番手でフィニッシュした。
「今日は十分な成功を収めることができた」とジョディ・エギントンはコメント。「FP3のマシンは前半のウェットと後半のインターミディエイトの両方で上手く機能していた。そのあとの予選では、かなり早くに最も柔らかいコンパウンドに交換することにしたが、この判断も上手くいった。2台揃って予選を通じてかなりバランスが取れていましたし、Q3まで残れた」「ピエールは今日のパッケージに備わっていたポテンシャルのほぼすべてを引き出していた。裕毅については、Q3開始時にインターミディエイトで少し様子を見る判断を下した結果、ドライタイヤ1周分を失ってしまった。究極を言えば、この1周が得られていたら、もう少し記録を伸ばせていたかもしれない。ですが、このような難しいセッションではこうなってしまうときがある」「決勝に向けて少し話すと、金曜日のドライでのペースは想定していたほど良くなかったが、あそこからかなりマシンを改良できているので、複数のコンディションに見舞われても問題はないと思う。そのようなレースになれば、3種類のタイヤを切り替えていくことになるので、戦況に多少変化が生まれるだろう。その変化が自分たちに有利に働くことを期待している」「2台揃って好位置からスタートできるので、明日の目標はポイント獲得だ」