スクーデリア・アルファタウリのチーム代表を務めるフランツ・トストは、角田裕毅はフィジカル面でも昨年から改善していると語る。昨年、ルーキーとしてアルファタウリF1に加わった角田裕毅は、F1への移行に苦労し、“予期しない”もしくは“以上”な出来事に「十分に迅速に適応」することができなかったと語っている。
昨年、角田裕毅は厳しいトリプルヘッダーの真ん中のレースを終えて身体に痛みを感じており、肉体的に改善する必要があると認めている。「ブラジルでは、少し(身体に不快感を)感じました。正直、少しではなく、かなりたくさん感じていました」と角田裕毅は語った。「そうですね。完璧ではありません。間違いなく、僕も身体的に改善する必要があります。でも、大丈夫だと思っています」アルファタウリF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、F1に到達した新人ドライバーは、フィジカル面でいかにチャレンジングなスポーツであるかを理解していない傾向があると語る。「F1カーを運転することがどれほどフィジカルなことであるかを過小評価しているのは裕毅だけではない」とフランツ・トストは2022年の最初のF1プレシーズンテスト中にメディアに語った。「実際、F1カーで初めて競争するすべての若いドライバーにとってはそうだ。これは別の側面だ」「彼らがF1に来るとき、私はいつも彼らに『ここから本当のハードワークが始まる!以前にしたことはすべて幼稚園だったが、これから仕事をスタートし、規律を守る必要がある』と話をする」フランツ・トストは、昨年、角田裕毅の育成をしっかりと把握しており、英国からファエンツァのチームの拠点の近くに移住して、ルーキーの育成を個人的に監督できるようにしたことを強調した。「裕毅は昨シーズンに大きく改善した」とフランツ・トストは語り、「正しい方向に進むほど、彼らはより成功するだろう」と付け加えた。「最初にF1を始めたばかりの裕毅だけが、フィジカル面に問題を抱えているわけではない」「コーナー、ブレーキングでかかるすべての力は、非常に非常に高い」「フィジカルに問題を抱えずにF1に来たドライバーは誰も知らない。特別なトレーニングだ」「10~15年前はもっと簡単だった。事前にもっとたくさんのテストがあった。今日現在、ドライバーはもっとジムに行かなければならず、たくさんの体力トレーニングをしなければならない」「そして、これらの車がこれまでで最速の車であることを忘れてはならない」「裕毅はそれを理解している。彼は冬の間たくさんのトレーニングをした。もちろん、フィジカル面は昨年よりもはるかに高いレベルにある」