フェルナンド・アロンソは、F1マイアミGPに先立ってFIA会長のモハメド・ビン・スライエムと2度会談した。土曜日のスプリントでルイス・ハミルトンにターン1のイン側を強引に突かれて衝突されたが、ハミルトンにペナルティが科されなかったことを受け、、アロンソはどのドライバーがスチュワードから最も厳しいペナルティを受けるかに「国籍」が影響しているのではないかとの懸念を理由にビン・スライエムとの協議を求めると述べていた。
そして日曜のマイアミGPでは、もう一人のスペイン人であるカルロス・サインツJr.が、オーストラリア人のオスカー・ピアストリとのホイール・トゥ・ホイールの戦いでペナルティを科せられたことに驚いたと認めた。「僕は国籍については考えていない。一貫性と不一致について考えている」とフェラーリのドライバーは語った。「今日、ピアストリが昨日(ケビン・)マグヌッセンがやったことと同じようなことをしたのに、ペナルティを受けなかったのには驚いた。『僕たち全員がこのようにレースをするつもりなら、やってやろうじゃねえか』と自分に言い聞かせた」42歳のアロンソがマイアミのパドックでビン・スライエムと話している映像とともに、スペインの放送局『DAZN(ダ・ゾーン)』は、2度のチャンピオンが舞台裏でFIA会長とも会っていたと主張している。フェルナンド・アロンソはまた、個人的にもアストンマーティンにとっても悪い週末だったと認めた。「今年は5番手のチームとしてスタートしたけど、ここマイアミではアルピーヌやRBと戦い、さらに苦戦を強いられていた」とアロンソは語った。「イモラではいくつかの改良が施されるので、メルセデスに近づけるかどうか見てみよう。でも、ここでのパフォーマンスに関してはあまりいい感じはしていない」「僕たちは一歩前進しなければならない。他の誰もがそうしており、イモラで僕たちもそれを行う必要がある」実際、アルピーヌのエステバン・オコンは日曜日、アロンソのすぐ後ろでフィニッシュし、危機的状況にあるエンストンに本拠を置くチームを、まだポイントを獲得していないウィリアムズとザウバーの前に進めた。オコンのチームメイトであるピエール・ガスリーは「進歩を実感している」と認めた。「マシンの開発は明らかに期待通りに進んでいる」