フェルナンド・アロンソは、2023年F1第16戦シンガポールGP初日のフリー走行を4番手で終了。フェラーリが金曜日にシンガポール市街地コースで見せた驚異的なペースは、今週末のアストンマーティンにとって「手の届かない存在」になる可能性が高いことを意味していると考えている。ザントフォールトで5戦ぶりに表彰台に返り咲いたアロンソだが、前戦モンツァではアストンマーティンがトップエンドのスピードと空力効率で苦戦し、9位に終わった。
しかし、アストンマーティンは、よりハイダウンフォースのトラック構成に戻るシンガポールGPでは、上位に食い込む可能性が高い。アロンソはFP1の8位から、より代表的なコンディションで行われたFP2で4位に順位を上げたが、トップのカルロス・サインツとは0.3秒の差が開いた。サインツの努力により、フェラーリは金曜日の両セッションで1-2フィニッシュを達成し、タイムシートのトップに立った。今週末のアストンマーティンのチャンスについて尋ねられたアロンソは「明日どうなるか見てみよう。今日はマシンとトラックに自信をつけただけだと思う」と語った。「フェラーリはおそらく手の届かないところにいると思う。やはりモンツァと同様、彼らは少し速すぎる。レッドブルは明日大事なときに速くなるだろうから、非常に厳しい状況だ。5~6番手になる可能性もあれば、Q3に届かない可能性もある。コンア2秒以内にたくさんの車がいるから、12番手になれるかもしれない」「だからタイトな戦いになるだろうし、万全の準備をしてQ2とQ3でラップを決めければならない」今週末のシンガポールGPは、トラックレイアウトの変更にドライバーたちが挑むことになった。マリーナ・ベイで行われている工事により、ターン16-19を構成していたシークエンスが取り除かれ、別のストレートが追加された。シンガポールGPでは2度優勝しているアロンソは、この変更によってサーキットがより良い方向に改善されたと主張する。「楽しかったよ。過去よりも改善したと思う。少し速くなり、ラップにリズムが乗るようになったので、この変化は気に入っている」とアロンソは付け加えた。「シンガポールでは普通の金曜日で、暑かったし、マシンのテストもできた。明日どうなるか見てみよう」フェルナンド・アロンソ「今日は楽しかった。新しいサーキットのレイアウトは改善されていると思う。少し速くなったし、周回を重ねるごとにリズムが良くなる。この変更は気に入っている。シンガポールは暑くて湿度の高い、普通の金曜日だったけれど、クルマとタイヤに関しては有益なテストができた。今日はマシンとトラックに自信をつけることが重要だった。予選はとてもタイトになると思う。5番手、6番手もあり得るし、コンマ2秒でも遅ければQ2敗退もあり得る。決勝でいい結果を残すためには、明日の予選でラップを決めなければならない」