F1は2022年F1マシンで未知の領域に足を踏み入れるが、フェルナンド・アロンソは、アルピーヌF1が12か月前よりも“はるかに良い状態”にあると考えている。昨年、ルノーからブランドを変えたアルピーヌF1は、コンストラクターズ選手権を5位で終えた。フェルナンド・アロンソは、F1カタールGPで表彰台に上がり、チームメイトのエステバン・オコンは、F1ハンガリーGPでサプライズな勝利を挙げている。
アルピーヌF1は、2つのグランプリを除くすべてでポイントを獲得したが、フェルナンド・アロンソは完璧なシーズンではなかったとし、解決しなければならない問題があると認める。しかし、12か月間を振り返って、フェルナンド・アロンソは、アルピーヌF1は昨年最初に自分が戻ったときよりも強いと考えている。「僕たちはまだすべての問題を把握しているわけではないけど、誰もが異なる意見を持っていると思う」とフェルナンド・アロンソはIndependentに語った。「当然、さまざまなチームで働いた経験から見て、僕たち弱いところもあるし、非常に強いエリアもある。常にチームをどんどん強くして、2022年に向けてより準備を整えようとしている」「バーレーンでは、3月よりも良い状態になっていると思うけど、それでも修正が必要なことがいくつかあると思う」「僕たちはエンジンのギャップを確実に埋める必要があると思う。それがこの新しいプロジェクトがある理由だ。空力パフォーマンスのギャップも埋める必要がある」「ギャップがどれくらいかを知るのは難しいし、現時点では希望しかないけど、すべての人がそういった希望は抱いていることことは理解している。それは僕たちだけのものではないし、僕たちが今年何を見つけるかは完全に未知の領域だアルピーヌF1はオフシーズンに経営陣の改革を進めて、マルチン・ブコウスキーとアラン・プロストがチームを去った。アラン・プロストは、アルピーヌCEOのローラン・ロッシが「すべての光を望んでいる」とし、「彼はもはやアドバイスを受ける必要がないと自分に言い聞かせた」と非難した。アラン・プロストはローラン・ロッシと彼のマネジメントスタイルに満足していないが、フェルナンド・アロンソはローランス・ロッシとルカ・デメオ(ルノーCEO)がチームを正しい方向に導いていると感じている。「僕たちは適切なリソースを持っていると楽観視している。ルカ・デメオ、ローラン・ロッシ、すべての経営陣がF1にコミットしている」とフェルナンド・アロンソは語った。F1の予算上限は2022年に1億4000万ドルにまで引き下げられ、アルピーヌF1は、2倍や3倍の資金力を持ったチームと戦う必要がなくなる。「トップチームには無制限の予算ではなくなるので、予算上限は役立つはずだ」とフェルナンド・アロンソは語った。「今では、誰にとってもほぼ同じ予算であり、良いマシンを作れるかは自分たち次第だ。作れない場合は、ミスから学んでいく」「でも、『予算が少ない』とか、『リソースが少ない』とか、『彼らは2つの風洞を使用している』というようなことはもうない。そういったことはもうない。あとは僕たち次第だ」