2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、2022年にアルファロメオF1でデビューが決定した周冠宇を高く評価しており、来年F1で「彼とレースをするのを楽しみにしている」と語った。アルファロメオF1は、2022年のバルテリ・ボッタスのチームメイトとしてルーキーの周冠宇を起用することを発表。中国人初のフルタイムのF1ドライバーが誕生する。
現在、アルピーヌF1のドライバーアカデミーに所属する周冠宇は、F1オーストリアGPのフリー走行1回目にフェルナンド・アロンソのマシンでグランプリ週末デビューを飾り、アロンソから“完璧”だと走行を褒められていた。F1カタールGPの記者会見で周冠宇について質問されたフェルナンド・アロンソは「彼のためにうれしく思う。彼はいい子だし、今年、アルピーヌF1のアカデミーにいたので、数日間彼とテストをした。去年スポーツへの復帰のためにルノーの旧型車をテストしたとき、バルセロナとアブダビで数日間マシンを周と共有した」「僕たちは良い関係を築いているし、さっきも言ったように、彼のためにこの機会にうれしく思っている」周冠宇の加入により、現在アルファロメオF1のドライバーを務めるアントニオ・ジョビナッツィは、今シーズン末で3シーズンのF1キャリアを終えることになる。今年はすべてのレースで完走しているものの、ポイント獲得はモナコのみとなっている。「同じように、アントニオはステップアウトする。それは常にこのスポーツでの仕組みだ。でも、F1全般にとって、中国、そして、周にとっては良いことだと思う」「僕たち全員が彼とレースをして、可能な限り彼を歓迎することを楽しみにしている」フェルナンド・アロンソのチームメイトであるエステバン・オコンは「周を祝福する。彼がF1に到達するのを見るのは素晴らしいことだ。今年は彼と一緒にかなりの仕事をしてきたし、オーストリアでは彼とFP1を共有し、F1マシンで非常に速く成長するのを目にした」「彼がスピードを上げるのに長くはかからないと思うし、彼の活躍を祈っている」