フェルナンド・アロンソは、自分のことを批判したレッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーが謝罪することを願っており、自分がレッドブル・レーシングから得たオファーの詳細について語った。2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、ダニエル・リカルドの離脱が決定した後を含め、今シーズン中にレッドブル・レーシングから2019年の契約について2度のアプローチがあったと語った。
だが、レッドブル・レーシングは即座にそれを否定。また、クリスチャン・ホーナーは、フェルナンド・アロンソがチームに所属チームの先々で“面倒な事態を起こす”ドライバーである非難し、レッドブルにとって“最も健在な選択ではない”と語っていた。さらにレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコも10年前にフェルナンド・アロンソと交渉した際に“うんざりするような”条件を提示されたとし、“マクラーレンやフェラーリでの歴史を見てみれば、常にワンマンショーだった”と語っていた。だが、フェルナンド・アロンソは、それらの批判はレッドブルが実際に自分に示した関心とは異なるものだと語った。「レッドブルから数回オファーがあった」とフェルナンド・アロンソは Sky Sport F1 にコメント。「実際、2007年、2009年、2011年、2013年、それに今年も2回あった。1回はモナコ、そして、もう1回は8月だ」「だから、このような質問をしてくれて嬉しく思っている。今夏のクリスチャン・ホーナーとマルコ氏のコメントは完全に前後関係を無視したものだし、僕がカオスを引き起こすだとか、仕事をするのが難しい男だというコメントには驚いている」「まず、彼らは一度も僕と仕事をしたことがないし、2つ目に彼らは過去7年間で5~6回は僕を追いかけていた。今、彼らは自分たちのプログラム、コミットメント、そして、彼らのジュニアドライバーに忠実だと言っている」「変な感じだし、僕にとって不公平だ」「今年の夏のコメントの後、クリスチャンに手紙を書いた。彼はEメールで謝罪してきたし、今週末も改めて謝罪してくるだろうね」だが、クリスチャン・ホーナーは、スパ・フランコルシャンの金曜日に、フェルナンド・アロンソの長年のマネージャーとF1のマネジメントの説明にも関わらず、オファーはしていないと主張している。「もちろん、フラビオは救いの手を差し伸べていたし、FOMさえも救いの手を差し伸べていた。だが、それは当初から明らかなことだった」とクリスチャン・ホーナーは Channel 4 にコメント。「我々はフェルナンド・アロンソに契約をオファーしたことはあるが、それは2007年のことだ! 私の知る限り、それ以来、彼にオファーをした者はレッドブル内にいない」「彼は素晴らしいドライバーであり、素晴らしい才能の持ち主だが、我々のチームのプロフィールには合致しない。若手への投資、そして、ジュニアプログラムは過去10年にわたってかなりの成功を収めている」レッドブルは、ダニエル・リカルドの後任として、2019年にトロロッソからピエール・ガスリーを昇格させることを発表している。