フェルナンド・アロンソは、2017年にF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンは、F1の歴代ドライバーのなかでも最高の実力の持ち主のひとりだと評価している。ルイス・ハミルトンは、前戦F1メキシコGPで自身4度目、そして2013年にメルセデスに移籍してからチームとの3度目のF1ワールドチャンピオンを獲得した。
2007年に当時ルーキーだったルイス・ハミルトンとマクラーレンでチームを組んでいたフェルナンド・アロンソも現在F1におけるベストドライバーの一人に数えられている。フェルナンド・アロンソは、2015年にマクラーレン・ホンダとなったチームに復帰して以降、不遇のシーズンを過ごしているが、幼少の頃から育ったマクラーレンを巣立ち、メルセデスへの移籍するというルイス・ハミルトンの決断は、5シーズンで3度のワールドタイトルと数多くのポールポジション、勝利を生み出した。その間、ルイス・ハミルトンにそれほど強力なライバルがいなかったと言えるが、フェルナンド・アロンソは、メルセデスに移籍する前からハミルトンのパフォーマンスは現在の成功に値する理由を示していっと語る。「ルイスは僕たちのスポーツで最も素晴らしいドライバーのひとりだ。彼はそれを証明している。特に、マクラーレンが苦しんでいた頃にね」とフェルナンド・アロンソはコメント。「例えば2009年のクルマはそれほど良くなかったけど、それでも彼はレースで勝ち続けていた。そういう類のパフォーマンスからも彼のレベルの高さがわかる」 「過去3年のチャンピオンシップは明らかにメルセデスのクルマが圧倒的だったので、少しだけ簡単だったとは思う。でも、彼は今の成功にふさわしい。何度も才能を示してきたからね。(ニコ)ロズベルグと戦って勝った2度のチャンピオンシップは本当に見事だった。去年はロズベルグがチャンピオンに値した。今年のバルテリ(ボッタス)はちょっと競争相手としては物足りなかったけど、彼は本当に優秀なチャンピオンだったと思う」 「もちろんクルマは必要だけど、ルイスは成功に見合う実力の持ち主だ」 今シーズン、フェルナンド・アロンソが、元ライバルのルイス・ハミルトンのことを称賛するのはこれが初めてではない。F1アメリカGP前にルイス・ハミルトンのタイトルが目前に迫っていた際、フェルナンド・アロンソはフェラーリのセバスチャン・ベッテルと比較して、ルイス・ハミルトンの方が4度のワールドチャンピオンにふさわしいと発言し、彼の方が“良いレーシングキャリア”を過ごしてきたと説明していた。ちなみにフェルナンド・アロンソは2010年と2012年にタイトル争いでセバスチャン・ベッテルに敗れている。関連:フェルナンド・アロンソ 「ハミルトンが3度の王座でベッテル4度は違和感」 - 2017年10月26日
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