フェルナンド・アロンソは、2018年にむけてまずはF1で勝つために全ての可能性を検討していくとし、他のシリーズに目を向けるのはその後だと述べた。マクラーレンとフェルナンド・アロンソとの契約は今シーズン末で終了することになっている。来季については、9月までにグランプリで勝利できるのであれば、マクラーレン・ホンダに残留すると語っていたが、いまだ表彰台にすら上がれていない。
マクラーレンもホンダの信頼性とパワー不足に不満を抱いているのは明らかであり、フェルナンド・アロンソの忍耐も限界に近づいてきている。夏休み後に決断を下すと語ってきたフェルナンド・アロンソだが、まずはF1で再び勝ている可能性のある全てのオプションを検討し、それがなくなった後、他のシリーズへの転向にも目を向けていくと述べた。「最初に考えるのは他チームへの移籍だ。今も僕の人生とプライオリティはF1だし、ワールドチャンピオンシップに勝つことが僕の望みだ」とフェルナンド・アロンソは CNN にコメント。「もう一度、勝利のために戦えるような明確なプロジェクトが見つからなければ、F1以外にも目を向けるだろう。でも、それを決断するのは11月や12月になってからだ。その前に全ての可能性にトライしたい」だが、フェルナンド・アロンソに残された2018年のオプションは限られている。F1の上位3チームであるメルセデス、フェラーリ、レッドブルは、フェルナンド・アロンソとの契約に関心を示しておらず、ワークスチームで空席ができる可能性があるチームはルノーしか残っていない。マクラーレンに残留するために必要な条件は何かと質問されたフェルナンド・アロンソは「競争力次第だ」とコメント。「コンペティティブになるために何が必要かについてはそれぞれの意見があるだろうし、僕にもある」「ここでそれを共有するつもりはないけど、僕自身にも考えはある。それが満たされれば、ここに残り、マクラーレンと勝つことを考えるだろう」 今年、フェルナンド・アロンソはインディ500に参戦し、終盤にエンジントラブルでリタイアするまで優勝争いに絡むレースを展開した。フェルナンド・アロンソは、将来、世界3大レース(F1モナコGP、ル・マン24時間レース、インディ500)で3冠を達成することが夢だと語っているが、F1で3度目のタイトルを獲得することの方が優先度は高いと語る。「一番のプライオリティはF1だ。3度目のタイトルを取獲得することだ。でも、3冠にも挑みたい」「実現できるかもしれない。インディ500にもまた戻りたいと思っているけど、近い将来ではないかもしれない」
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