フェルナンド・アロンソは、ERSの冷却トラブルで21周目でリタイアに終わったマクラーレン・ホンダでのデビュー戦を“複雑な心境”だったと打ち明けた。 プレシーズンテストでのクラッシュで脳震盪を起こしたフェルナンド・アロンソは、経過観察のために開幕戦オーストラリアGPを欠場。そのため、今週末がアロンソにとってマクラーレン・ホンダでの最初のレースとなった。
前所属チームのフェラーリが、復活の狼煙を上げる勝利を成し遂げたのに対し、フェルナンド・アロンソは一時8番手まで浮上したものの、ERSトラブルのためにマシンをストップせざるを得なかった。「複雑な心境だね」とフェルナンド・アロンソは語った。「復帰できて嬉しいし、この2週間でチームが見せた進歩にはとても満足している」「オーストラリアはテレビでレースを観ていたけど、僕たちは大きく引き離されていた。レースで4秒離されていて、マクラーレンは単独で後方を走っていた」「ここでは予選でかなりコンペティティブだったし、レースでもみんなの中で走れたので、嬉しいサプライズだ。でも、レースをフィニッシュできないのは楽しいものではない。次は改善したい」 フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダはマレーシアでレッドブルに挑めたと感じており、中国では次のステップを進みたいと述べた。「ペースは驚くほど良かった。僕たちは集団と一緒に走っていたし、ピットストップ前にはレッドブルに追いつくことができた。嬉しいサプライズだし、中国ではもう一歩前進したい。このような信頼性のトラブルは普通のことだし、通常であれば冬のテストで見つかる問題を最初の数戦で見つけなければならないのは残念だ。何度かはリタイアも受け入れなければならないだろうけど、それは覚悟している。間違いなく良い週末だったし、オーストラリアからここまでの進歩はとても嬉しい驚きだった。このペースを保てれば、ごく近いうちに成功を楽しめるようになるだろう」 トラブルがなければポイントフィニッシュは可能だったかと質問されたフェルナンド・アロンソは「僕たちは他の人たちと少しピットストップのタイミングが違っていたけど、10位の1ポイントなら可能だったかもしれない。本当にポジティブなのは、他の人たちの間を走れたことだ。最後尾で自分たちだけのバトルをしていたわけではない。それは僕たちにとっての最初のステップだったし、早くもそれをクリアできた」
全文を読む