フェルナンド・アロンソが、バルセロナテストでの不可解なクラッシュで記憶を喪失し、13歳に戻っていたと El Pais が報じている。同紙によると、33歳のフェルナンド・アロンソが、クラッシュ後に意識を取り戻したとき、今が1995年だと思い込んでいたという。フェルナンド・アロンソは「僕はフェルナンドだ」と医師に語ったという。
「カートでレースをしていて、F1ドライバーになりたい」同紙は、フェルナンド・アロンソが20年分の記憶を取り戻すのに1週間かかったと報じている。マクラーレンは、フェルナンド・アロンソのメディカルテストやスキャンの結果に異常は見られないとしており、怪我や病気の症状は一切ないと主張しているが、医師からの助言を受けて、"セカンド・インパクト症候群"のリスクを避けるために開幕戦は欠場することになった。だが、医学界ではこの動きに眉をつり上げる動きもある。「彼が来週末のレースに出ないことを正当化するために、この仮説を利用するのは理にかなわない」とバルセロナの神経科医ラファエル・ブレサ氏は述べた。「彼らは検査の結果、怪我はなかったと言っている。そうであれば、脳は事故の前とまったく同じ状態のはずだ。その場合、2回目の衝撃を受けたとしても、最初の衝撃はなんの影響も及ぼさない」フェルナンド・アロンソの事故に関しては、マクラーレンが情報を隠蔽しているのではないかと囁かれており、実際にはパワーユニットの故障による感電だったのではないのかとの推測が絶えない。