フェルナンド・アロンソは、来季のフェラーリにはセバスチャン・ベッテルによる新風が必要だとほのめかしたチーム代表のマルコ・マッティアッチに反論した。2015年は、セバスチャン・ベッテルと交代してフェラーリを去るフェルナンド・アロンソだが、マルコ・マッティアッチは、ベッテル加入の発表をする際、ベッテルが“若さと経験というユニークなコンビネーションを持っている。彼は貴重なチームスピリットをもたらしてくれるはずだ”と述べていた。
フェルナンド・アロンソは、このコメントが自分のフェラーリに対する熱意が衰えつつあることに対する皮肉だと考えており、4月にチーム代表に就任したばかりのマルコ・マッティアッチは、5年にわたるフェラーリでのキャリアすべてをともに過ごしたわけではないとやり返している。「そのコメントは読んだけど、あまり良いコメントではないと思う。僕のモチベーションが低いと彼が言いたかったのであれば、彼がフェラーリに来たのが遅すぎただけだ。彼は、僕がここで過ごした5年間のすべてを見たわけではない。僕は全てレースと4回の選手権を戦ってきた」さらにフェルナンド・アロンソは、マルコ・マッティアッチからF1イタリアGPまでにフェラーリに残留するよう説得を受けたものの、離脱の決断をしたのだと付け加えた。「彼がモンツァのレースまでに僕との契約を更新しようとした時には、僕はきっと年を取り過ぎていたんだろうね」とフェルナンド・アロンソは続けた。「彼はプッシュし続け、僕たちはたくさん話し合った。最後の瞬間でさえもたくさんの電話やメールをやりとりし、それは今でも僕のコンピューターに残っている。その時には僕はそれほど古びていなかったかもしれないけど、僕が自分の決断を下したときには、彼は他のドライバーを見つける必要があったんだろうね」しかし、フェルナンド・アロンソは、チーム離脱には感傷的だとの述べた。「明日はスタートに近づくとき、グリッドでマシンに飛び乗るとき、色々な場面でいつもより感傷的な日になると思う。一方で、僕はそういうことを長く知っているし、これまでに最大にエモーショナルな時を過ごしてきている」
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