フェルナンド・アロンソは、数年前にレッドブルからのオファーを断ったことを後悔していないと述べた。2009年に初優勝を挙げたレッドブルは、2010年にダブルタイトルを獲得。今年も圧倒的な強さでチャンピオンシップをリードしている。2007年末にマクラーレンを離脱したアロンソは、レッドブルからの1年契約を蹴って古巣ルノーに復帰。2年間ルノーで過ごしたあと、2010年からフェラーリに加入した。
サンタンデールのインタビューでレッドブルからのオファーを断ったことを後悔していないかと質問されたフェルナンド・アロンソは「まったく後悔はない」とコメント。「(移籍していれば)タイトル獲得が3回か4回になっていたかもしれないけど、今フェラーリで走っているほど幸せではなかったと思う。レーシングドライバーにとって、チャンピオンになるより、フェラーリで走ることのほうが重要だと思う」フェルナンド・アロンソは、マクラーレン時代にルイス・ハミルトンと対立関係にあると思われているが、再びハミルトンとチームメイトになることは問題はないと述べた。「もちろん。ハミルトンとの間には何もなかったし、マクラーレンでもそうだった。彼には心から敬意を抱いている。マクラーレンでなければ、ハミルトンとチームを組むことは良いことだ」また、将来のフェラーリ移籍が噂されているセバスチャン・ベッテルについても「誰とチームを組むことになっても問題はないよ」とコメント。「僕は素晴らしいドライバーと一緒に仕事ができて幸運だった。彼らが僕と一緒になると、スピードを失ったり、あまり活躍できなくなってしまうようだったけどね。僕はチームメイトを倒したいし、全力でレースをしたい。素晴らしいドライバーが加入してきたら、彼を倒すことができれば、僕がしていることの価値はより高くなるしね」また、親友のロバート・クビサがパドックにいないことを寂しく思うかという質問に対しては「そうだね。僕だけではなく、みんなが彼がいないことを寂しく思っているともう」とコメント。「彼はカリスマ性のある素晴らしいドライバーだし、今年チームは素晴らしいクルマを持っていても表彰台や勝利を争えていないので、彼らも寂しいと思う。彼がすぐに戻ってくることを願っている」