トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、F1バルセロナテスト2の3日目にホンダのF1エンジンを搭載するSTR14で118周を走行。2番手タイムとなる1分16秒882をマークした。今回のテストでアレクサンダー・アルボンは、先週まで過去に一度もF1マシンに乗ったことがないとは思えないほど堅実なパフォーマンスをみせた。
今日もテストで3番目に多くの周回を走ったドライバーであり、また、現段階ではまだラップタイムはあまり意味をなさないものとは言え、昨年のスペインでのテストのベストタイムを破った4人のうちの一人でもあった。「できるだけ長い時間マシンに乗り、多くの周回をこなすことができたので、ウインターテストにはとても満足している」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「この冬の開発の成果が本当に分かるのはメルボルンまで待たなくてはならないけど、少なくともこのテストでの成果については満足できるのではないだろう」「また今日も100周を越える周回を走ることができましたけど、この結果はチームのハードワークとHondaの信頼性を証明していると思う。テストでは常にできるだけ長い走行距離を稼ぎたいものだけど、それができたのも、マシンに慣れながら多くのことを学べたのも、信頼性がなければできなかったことだ」「総合的にマシンの感触はよく、悪い意味での驚きになるような問題もなかった。明日のテスト終了前までにまだいくつかテスト項目は残っているけど、なにが僕たちにとって有効かを多く試せたプレシーズンテストだったと感じている」「このマシンにとっての基準となるパフォーマンスを確認することができたと思うので、開幕までの2週間はそれを元に万全に準備していけるはずだ」ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治もアレクサンダー・アルボンのテストに感銘を受けたと語る。「今回のテストが初めてのF1マシンでの走行となったレッドブル・トロロッソ・ホンダのアルボン選手は、合計500周弱を走破しました。我々のPUの開発にも大きく貢献してくれましたし、彼のデビュー戦を楽しみにしています」関連:【動画】 ピエール・ガスリー、ターン9で大クラッシュ / テスト3日目
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