2025年F1 アブダビGP フリー走行2回目のハイライト動画。12月6日(金)にヤス・マリーナ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第24戦 アブダビグランプリのフリープラクティスが行われた。タイトル争いが佳境を迎える2025年F1アブダビGPのフリー走行2回目(FP2)は、ランド・ノリス(マクラーレン)がトップタイムを記録し、初日の支配的な流れを維持した。FP1ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に0.008秒差で競り勝ったノリスだったが、FP2ではその差を0.363秒に広げ、予選に最も近いコンディションで強さを示した。
3番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が続き、上位陣はおおむね順当な顔ぶれとなった。一方で、ハースF1チームのルーキー、オリバー・ベアマンが4番手につけ「どうしてこんなに良いのかわからない」と無線で驚きを示すなど、中団勢でも明暗が分かれた。中団勢でベアマンが躍進、サウバー勢が続くハースのベアマンはソフトタイヤで安定したスピードを見せ、4番手という上位に割って入る結果を残した。キック・サウバーも上位に食い込み、ニコ・ヒュルケンベルグが5番手、ガブリエル・ボルトレトが6番手とチーム最終戦に向けて上々の滑り出しとなった。一方、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)はFP1を欠場した影響もあり、ソフトタイヤでのアタックラップをまとめ切れずロックアップも発生。トップ10入りを逃し11番手にとどまり、チームメイトのノリスとは対照的な初日となった。角田裕毅はペースに苦戦、上位進出へ課題もレッドブル・レーシングの角田裕毅は、FP2を通して十分なグリップを感じ取れず、決勝と予選に向けてペース改善の必要性が残る一日となった。終盤はロングランに切り替わったこともあり順位変動はほとんどなく、角田裕毅にとってはデータ収集の比重が大きいセッションとなった。トラフィックが各車のアタックを妨げるFP2では終始多くのマシンがトラック上に出ており、ソフトタイヤでのアタック時には激しいトラフィックが発生。そのため、理想的なラップを組み立てられない場面が多く見られた。各車がロングランへ移行した終盤は順位がほぼ固定され、初日の勢力図が確認できる内容となった。
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