F1アブダビGPの最終ラップでF1ワールドチャンピオンを失ったルイス・ハミルトンは、レース後のトップ3記者会見に出席しなかった。レースを完全に支配していたルイス・ハミルトンだったが、セーフティカー導入後の最終ラップでリスタートターン5でマックス・フェルスタッペンに抜かれて2位でチェッカー。タイトル5連覇、そして、8回目のF1ワールドチャンピオン獲得は叶わなかった。
そして、レース後のトップ3記者会見にルイス・ハミルトンの姿はなかった。だが、それは決して敗戦のショックでボイコットしたわけではない。出席できなかった。メルセデスF1は、レース後すぐにセーフティカー中のF1レースディレクターからの指示、そして、セーフティカーの後ろでマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンの前に出る違反を犯したとして異議申し立てを行った。メルセデスF1は「ヒアリングが行われるまで、その詳細についてこれ以上コメントしない」と述べ、チーム代表のトト・ヴォルフは、混乱したシーズンのフィナーレの後、レースの余波でインタビューを行うことを拒否した。FIA(国際自動車連盟)は、メルセデスF1の異議申し立てを棄却。チームは上訴することを示唆している。