角田裕毅は、レッドブルのシートを失ったにもかかわらず、来季に向けた自身のモチベーションは「非常に大きい」と語った。角田裕毅は2026年に向けて、レッドブル・レーシングのシートを失い、大きく異なる立場に直面することになった。レッドブルは、レーシングブルズで印象的なルーキーシーズンを過ごしたアイザック・ハジャーを昇格させ、角田裕毅に代えて起用する決断を下した。
日本人ドライバーである角田裕毅は、2026年F1の新パワーユニット規則が導入される最初の年に、レッドブルのテスト兼リザーブドライバーを務めることになり、グリッドからは姿を消すことになる。角田裕毅がF1グリッドにいなかったのは2020年が最後で、アルファタウリからF1デビューを果たしたのは2021年だった。22戦でわずか33ポイントしか獲得できなかったことから、シート喪失は避けられない流れになりつつあった。それでも、完全にグリッドから外れる結果になったのは不運だったと言える。角田裕毅は、姉妹チームのシートを巡りリアム・ローソンと直接競り合う立場にあったからだ。最終的に、2026年に向けてレーシングブルズに残留する契約を手にしたのはリアム・ローソンだった。この決定により、角田裕毅はモータースポーツの頂点への復帰を願いながら、将来を見据える立場となった。25歳の角田裕毅は、今回の出来事に失望していることを認めつつも、今後に向けたモチベーションが衰えることはないと強調している。「僕はまだ25歳なので、成長できる余地はたくさんあります」と角田裕毅はDAZN日本版に語った。「これはまだ始まりにすぎません」「もしかしたら新しい章が始まろうとしているのかもしれませんが、ここから自分がどう成長していけるのかを見るのが楽しみです」「これまで見られなかったものを見る機会も得られますし、違う視点から学ぶこともできます。それをとても楽しみにしています。来年に向けた僕のモチベーションは非常に高いです」