レッドブルF1の来季シートを巡る角田裕毅の去就は依然として不透明だ。チーム代表ローラン・メキースが「シーズン終了後に判断する」と語った直後、角田裕毅は「言葉を選んでいる」と意味深な発言を残し、自身の立場について慎重な姿勢を示した。イタリアGPを13位で終えた角田裕毅は、2026年の残留について「彼ら次第」としつつも、「与えられたマシンから全てを絞り出している」と強調。結果で示すことが唯一の道だと語った。
レッドブル・レーシングのローラン・メキース代表は、チームの2つ目のシートについて「シーズン終了後に決定する」と明かし、2026年に角田裕毅がチームに残留するかどうかについては中立的なコメントにとどめていた。しかしイタリアGP終了後、角田裕毅自身がチームでの将来について言及した。25歳の角田裕毅は、48歳のメキースが伝えようとしているメッセージを理解していると示唆しつつ、2026年のシートを守るために自らが取り組むべきことを強調した。「僕が言葉を選んでいるのは、彼が何をしようとしているのか僕には正確に分かっているからです。それが十分なのか、そうでないのかは彼ら次第です。僕は今あるパッケージからパフォーマンスを絞り出しています。与えられたあらゆる機会でプッシュしています。そしてレースごとに確実に進歩していることに満足しています」「同時に、ポイントを獲得することは、紙の上ではっきり見えるものです。それに取り組んでいます。だから、結局のところ彼ら次第ですが、僕はプッシュし続けなければならないだけです」角田裕毅のレッドブルでのこれまでレーシングブルズから昇格し、日本GP直前にレッドブル・レーシングへ加入した角田裕毅だが、ここまで期待通りの結果は残せていない。これまで14戦に出走し、入賞はわずか4回にとどまっている。直近のイタリアGPでは13位でレースを終え、去就を巡る不透明感はさらに強まっている。