角田裕毅は、2024年F1シーズンを通して発揮したパフォーマンスのレベルに満足感を示し、今シーズンを「このスポーツでこれまでで最高のシーズン」と表現した。RBでF1での4年前を戦った角田裕毅は、今シーズン開催された24のグランプリの半分でトップ10からスタートし、9回ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権で自己最高となる12位という結果に貢献した。
ハイライトは、雨に祟られたサンパウロGP予選で3番目に速いタイムを記録したこと、そしてオーストラリア、マイアミ、ブラジルで7位に入賞したことだ。F1での4年目のシーズンを振り返り、10段階評価で採点するとしたら何点かと聞かれた角田裕毅は「8点ですね。もっとうまくやれたレースもいくつかありました。過去4年間と比べると、間違いなくベストシーズンの1つでした」とコメントした。「チームのポイントの半分以上を僕が獲得し、安定した走りを示し、常にチームメイトを上回るパフォーマンスを発揮できています。彼らも僕に対して、もう少し信頼を寄せてくれるようになるといいんですけどね」「もっと良いマシンを作るためにチームに多くのフィードバックを行い、多くのレースで逆転することができました。特にその分野では、かなりうまくステップアップすることができました」角田はレッドブルの姉妹チームであるRBで4年目のシーズンを戦った。角田裕毅の自己評価は、RBのチーム代表であるローラン・メキースによって裏付けられている。メキースは、シーズンを通しての日本人ドライバーの「素晴らしい」努力を称賛した。シーズン終盤に、序盤ほどではないにしても、角田裕毅が印象的であるかどうかを尋ねられたメキースは、「もちろん、彼は印象的だ。ドライバーのパフォーマンスを見れば、チームのパフォーマンスが1年を通じて非常に反映されていることが分かる」と語った。「我々はスタートで出遅れたが、その後は素晴らしいレースが続いた。そして、開発に問題が生じた時期には苦戦を強いられた。しかし、最終的にはシーズン終盤にマシンを正しい状態に戻すことに成功し、ドライバーの成績もそれに伴うものとなった」「しかし、ここ数戦のように再びあのレベルのパフォーマンスを見せている裕毅を見ると、彼の側から見れば、すべてが素晴らしいシーズンだったと言える。私は、誰も予想できなかったような飛躍を彼が遂げた今シーズンだったと思うし、それは彼が誇りに思うべきことだ」角田裕毅はアブダビでのポストシーズンテストでレッドブルでのテストデビューを果たしたが、その後チームは、マックス・フェルスタッペンの来年のパートナーとしてセルジオ・ペレスに代わって起用されるのは、最近まで角田のチームメイトだったリアム・ローソンであることを確認した。また、フォーミュラ2で2位となったアイザック・ハジャーが2025年にRBで角田裕毅のチームメイトとして昇格することも発表された。