角田裕毅が、2024年の残り3戦でレッドブル・レーシングをドライブする可能性が浮上。セルジオ・ペレスは、今週末のサンパウロGPがレッドブルにとって最後のレースになる可能性が報じられている。マクラーレン、そして現在フェラーリに次ぐコンストラクターズ選手権の総合3位に後退したチームは、セルジオ・ペレスがスポンサーから数百万ドルの資金提供を受けているという理由でさえ、彼をチームに留めておく正当な理由にはならないという噂が飛び交っている。
レッドブルがAT&Tとの契約を強化したことで、2025年のカラーリングからカルロス・スリムのテレメックスのロゴが消えることになるだろう。一方、De Limburger紙は、タイトル獲得と3位入賞の差額は「数千万ドル」に相当すると報じている。レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は、メキシコGP後に「コンストラクターズ選手権はもうあきらめるしかない」と認めた。だが、マックス・フェルスタッペンの父ジョスはf1-insider.comに対し、セルジオ・ペレスはレッドブルにとって最大の課題ではないと語った。「もし彼らが、現在非常に運転が難しいマシンを改善すれば、ペレスもまた上位に返り咲き、ランド・ノリスを支えるオスカー・ピアストリのようにマックスを助けることができるだろう」メルセデス代表のトト・ヴォルフは、オーストリアの新聞社Osterreichに対し、「ペレスに何が起こっているのか、外部の人間には理解するのは難しい」と語った。「確かにメンタル面での要因が作用しており、それはチーム全体に反映されている。チームは一歩後退した。ペレスは16位のドライバーではないし、マックスは6位のドライバーでもない」「重要な人物がチームを去ったことでチーム内に大きな不安が生じ、それがパフォーマンスにも反映されている」しかし、最新の噂によると、2024年のブラジルGP以降の残り3レースでセルジオ・ペレスに代わるドライバーとして、RBの角田裕毅が有力視されている。セルジオ・ペレスの交代要員としては、RBのリアム・ローソンと角田裕毅が有力だが、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、リアム・ローソンの可能性を否定している。しかし、ホーナーはペレスが今季の残りのレースを走り切れるかどうかについては明言を避けているが、レッドブルはローソンをマックス・フェルスタッペンと並べて起用する計画は当面ない。「可能性は極めて低いと思う」と、2024年にペレスの代わりにローソンが起用される可能性についてホーナーはViaplayに語った。「我々は腰を据えて、何が起こったのかを理解しようと努力するつもりだ」一方、オランダの放送局Ziggo Sportは、プレゼンターのジャック・プルイが、レッドブルが2025年のフランコ・コラピントのウィリアムズとの契約を2000万ドルで買い取ることを検討していると報じた。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは先週末のメキシコで、多くの国内スポンサーに支援されている21歳のアルゼンチン人ドライバーについて、「非常に才能がある」と語った。「フランコやリアムのような若者がチャンスを得て良い仕事をしているのを見るのは素晴らしい」と付け加えた。「彼は(コラピント)F1にふさわしい優れたドライバーだ」つい先日、ヘルムート・マルコはウィリアムズのボスであるジェームス・ボウルズがコラピントをアウディ・ザウバーやRBといったライバルチームに2年間「貸し出す」という提案を却下した。「我々はウィリアムズと彼について話し合ったが、他のアカデミーからドライバーを短期間引き抜くのは現実的ではない」とマルコは語った。メキシコGPの後、コラピントは自身を取り巻く最新の噂について一切知らないと否定した。「彼らが何を言っているのか、あまり理解できない。どこからそんな話が出てくるのかわからない」「来年のシートは持っていない。おそらくどこか他の場所でレースをするだろう。だから、おそらく今年はここにはいないだろう。しかし、2026年か2027年には戻って来られるだけの価値があることを証明したい」とコラピントは付け加えた。