角田裕毅は、F1シンガポールGPの予選でハースの1台を倒せなかったのはウォームアップにあったと振り返り、決勝ではハースより上位でフィニッシュすることが目標だと語った。5戦ぶりにQ3に進出した角田裕毅だったが、カルロス・サインツJr.のクラッシュによって1回目のアタックが無駄となり、持ちタイヤの問題で2回目のアタックは全ドライバーが残り4分を過ぎてからのシュートアウトとなった。
角田裕毅は最後にタイムを記録したドライバーだったが、8番手タイムでラインを通過。ライバルであるハースのニコ・ヒュルケンベルグは6番手だった。しかし、ここ数戦ではマシンから競争力を引き出すことに苦戦を強いられていたRBは、シンガポール市街地コースで強さを見せている。今週末のRBの競争力について「今日はチームから良いヘルプがありましたし、今週はスタートからかなり強かったですね」とコメント。「特に金曜日はまだ多くのライバルがペースを隠していましたし、土曜日にはかなりピックアップしていたので、Q3に進出するのは僕たちにとってまだかなり大きなチャンレンジでしたが、Q3に進出するためにすべてをまとめることができました。このポジションは久しぶりだし、僕たちにとってトップ8は長い間待ち望んでいたことだったので、とてもハッピーです」シンガポールグランプリの予選では多くのドライバーがタイヤのグリップに不満を訴えていた。Q3の最後の走行まではタイヤに問題はなかったと語る角田裕毅だが、最後のアタックではウォームアップがしっかりできず、それがヒュルケンベルグに敗れた敗因だと語った。「最後の走行までは幸いにもチームが良いポジションに送り出してくれたので、実際ウォームアップに集中することができましたが、最後のプッシュはちょっと急いでいました。ラインを超えたときは、たぶん僕がスタートするために最後にラインを超えたマシンだったと思いますが、しっかりとウォームアップできす、少し温度が低いと感じていました」「それで妥協を強いられてしまい、最後のプッシュではタイヤがあまりいい感じではなかったし、それがハースを倒せなかった理由だと思います。なので、ちょっと複雑な気持ちです。トリッキーでした」決勝についてはハースを倒してポイントを獲得することが目標だと角田裕毅は語る。「多くの1ストップがだと思います。1ストップか2ストップかは状況次第だと思います。後ろにはフェラーリ、レッドブルととても速いマシンがいますが、僕たちは主にハースにフォーカスしていますし、彼らに勝てることが願っています」