角田裕毅が、アルファタウリF1のマシン『AT04』に必要とされる改善点について語った。ここ数戦でアルファタウリは苦戦を続けており、特に前戦オーストリアでは特に苦戦。コンストラクターズランキング最下位であるアルファタウリは、予選でも決勝でもミッドフィールドのテールエンドを争うことになった。
「そうですね、おそらく今年最悪のレースのひとつでしょう」と角田裕毅はオーストリアについて振り返った。「でも、そういうことは忘れてしまうんです。でも、あのレースから多くのことを学びました。だから、そこは良いことです」「今回のレースは、また集中し直すチャンスだと思っています。それにかなりのアップグレードも持ち込んでいると思います。だから楽しみにしています」「うまくいくことを願ってます。その場合は、そのチャンスを最大限に生かしてポイントを狙うだけです」今週末のシルバーストンには、今後の方向性を示す大幅なアップグレードが投入される。前戦までのマシンについて「オーストリアではすべてが少しずつ足りませんでした。ドラッグが多すぎるんです」と角田裕毅はコメント。「だから現状では、ストレートラインスピードが本当に悪い。でも同時に、ダウンフォースが少ないから荷重も少ない。ダウンフォースをかけたいけど、ダウンフォースをかけるとドラッグがひどくなる。だからドラッグを減らす必要がある。同時に荷重も増やさなければならない。だから、全部ですね」「ある意味で、アップグレードは僕たちに少し違ったアプローチをもたらすと思います。だから、楽観的に考えています。データでもシミュレーターでも、かなりいい感じです。あとはトラックで試してみるだけです」