角田裕毅は、フランツ・トストが2023年F1シーズン終了後にアルファタウリのF1チーム代表を退くというニュースに驚いたことを認め、トスト代表が「ポジティブな形で」任期を終えるのを手助けしようと決意していることを明かした。アゼルバイジャンGPに先立って、トストは辞任し、2024年にコンサルタントの役割を担うことが伝えられ、現在のフェラーリのアシスタントチームプリンシパル兼レースディレクターのローラン・メキースが後任に就くことが決まった。
2006年シーズンからフランツ・トストが率いてきたファエンツァのチームは、元FIA F1エグゼクティブディレクターのピーター・バイエルが新CEOに就任し、さらなる変化を遂げることになる。フランツ・トストの退任について聞かれた角田裕毅は「僕にとっては、本当に驚きのニュースでした。その5日前くらいに彼とランチをしたのですが、実はそのようなことは言っていなかったんです」とコメント。フランツ・トストは、F1デビュー間もない角田裕毅の成長に重要な役割を果たした。「ビックリしました…と同時に、シーズン序盤からある意味で噂になっていた彼の退任が現実になりました。それでも、彼を喜ばせるために、まだ20レースは残っています! 彼のためにポジティブな形でシーズンを終えられること願っています。そのためには、もちろん多くの開発が必要ですが、そのためのアグレッシブなプランがあります」「楽しみであると同時に、この3年間、僕のスピードを信頼してくれて、いつも隣で支えてくれた彼に、ある意味で感謝の気持ちでいっぱいです。今後のレースでは、彼の分まで頑張ります」