角田裕毅は、ホンダのF1エンジン開発に潜む潜在的な欠如を懸念してはいるものの、スクーデリア・アルファタウリが2022年のF1世界選手権に向けて“良い状態”にあると考えている。2021年のコンストタクターズチャンピオンを6位で終えたスクーデリア・アルファタウリは、先週に3日間のF1バルセロナテストで総周回数とペースの両方を6位で終えている。
スクーデリア・アルファタウリの2022年の見通しについて質問された角田裕毅は「すでに僕たちは良い状態にあると思います」とRacingNews365.comに語った。「もちろん、他チームが何をしているのかは分かりません。彼らの本当のパフォーマンスを隠していると思います。でも、僕たちは1番手のフェラーリからそれほど離れていないと思いますし、新シーズンを本当に楽しみにしています」「車には多くのポテンシャルがありますが、すべてをまとめる必要がある。それを達成したときに何が起こるのかを本当に楽しみにしています」だが、角田裕毅のポジティブな見通しは、昨年のホンダのF1撤退に続いて、2022年以降にレッドブルのバッジが付けられるかつてのホンダのF1パワーユニットの開発に対する懸念によってやや軽減されている。ホンダは2025年に現在のF1エンジンの開発サイクルが終了するまでレッドブルとの関係を維持する予定だが、角田裕毅はレッドブル・パワートレインズの現在のパワーユニットの開発能力に注意を払っている。「気になるのはエンジンかもしれません」と角田裕毅は認める。「他チームはまだエンジンを少し開発することができますが、僕たちはあまりそれができません。少し心配しているのはそこだけです。でも、それ以外は非常に良い感じです。」だが、レッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは最近、ホンダが3月1日のエンジンのホモロゲート期限までに「可能な限りプッシュ」してると強調している。また、ホンダの2022年型F1パワーユニットは「完全に新しい」とし、新しいE10燃料の追加を除いて、ホンダのF1エンジンが2021モデルから大きく開発されていないという推測を却下している。角田裕毅は、F1デビューシーズンをコンストラクターズランキングで14位で終えた。2021年シーズン序盤にいくつか無理なミスを犯した後、自信を取り戻すためにシーズン途中にイタリアのファエンツァに転居した。角田裕毅は、旅行制限の影響で、1月に1年ぶりに日本に帰り、自宅で時間を過ごせたことが2年目のF1シーズンに向けてバッテリーを充電するのに役立ったと語った。「去年の1月から日本に帰国していませんでした」と角田裕毅は語った。「検疫をしなければならなかったので、外で過ごすことができたのはたった8日でしたが、完全にリフレッシュしたと感じています」「それ以外は、フィットネスを強化するために主に体力トレーニングに力を入れていました。昨年はかなり弱かったですが、昨年よりもはるかに良い状態にあります」
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