アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、2021年のF1プレシーズンテストで総合2番手タイムをマーク。F1の最も柔らかいタイヤコンパウンドが提供するグリップレベルは、これまで経験したことのないものだったと語った。角田裕毅は、3日間で約1000kmの走行距離をカバー。トップタイムを記録したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)よりも柔らかいタイヤを履いてはいたものの、0.093秒差の僅差に迫り、世界中のF1ファンにそのポテンシャルを印象付けた。
過去2日間はAT02のマイナーなトラブルに悩まされた角田裕毅だったが、最終日は“快適”な走行ができたとし、テストの内容に非常に満足していると語った。「今日は本当に良い日でした」とテスト終了後のメディア対応で角田裕毅は語った。「良い進歩を果たせましたし、問題もありませんでした。ドライビングに集中することができました。それが僕が望んでいたことですし、本当に良かったです」「この2日間は少し運が悪かったのですが、今日はすべてをまとめることができました。メカニックとホンダは本当に本当に良い仕事をしてくれたと思うます。問題はありませんでした。セッションを通して本当に快適に走れましたし、91周を走り込むことができました。本当に良いテストでした」サヒール・サーキットに照明が灯るなか、角田裕毅は最も柔らかいタイヤを装着して、マックス・フェルスタッペンとファステストラップを出し合った。「最も柔らかいC5タイヤは間違いなく楽しかったです」と角田裕毅は語る。「以前に経験したことのないような大きなグリップでした。イモラやミサノでテストしていたときでさえ、グリップははるかに少なかったし、楽しかったです」「今日は、学習、自分のドライビング、そして特にタイヤに関して本当に楽しい一日でした。フルレースシミュレーションとタイヤマネジメントもできました。良い進歩を果たせたと思いますし、バーレーンGPにむけて良いデータを揃えることができました」