ラリージャパンのWRC復活が、財政的な理由で10月12日(金)のFIA世界モータースポーツ評議会の会議で却下されると Autosport が報じている。今年1月、2019年の日本開催を目指してWRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会が発足。10年ぶりとなる日本でのWRC開催を目指して、様々招致活動を行ってきた。
そして、今年8月、WRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会は8月22日(水)に活動経過報告会を開催。WRCプロモーターとWRC日本ラウンドの開催契約を締結したことを発表していた。だが、木曜日のWEC委員会の臨時会議で、財政面を理由にカレンダーを15戦から14戦に削減する方向で合意されたという。Autosport の報道によると、FIAはWRCプロモーターに当初のツール・ド・コルスを含めた14ラウンドの提案を見直すように要請したと報じている。ラリージャパンはツール・ド・コルスに代わってカレンダー入りすると考えられていた。WRCプロモーターのマネージングディレクターを務めるオリバー・システラは、2010年以来となるラリージャンの復帰について自信を持って語っており、その計画は世界モータースポーツ評議会に提出されると語っていた。しかし、WRCプロモーターとラリージャパンとの契約は、木曜日の“困難”な臨時会議では、ほとんど意味をなさないものとして扱われたようだ。「今はあまり簡単な状況ではなく、FIAとWRCプロモーターの両方が正しい方向に進むことを望んでいるが、15ラウンドは不可能だ」とある情報筋は述べた。「ヒュンダイは、これにはさらに100万ユーロ(約1億3000万円)のコストがかかると述べた他の全員が同意している」「だが、今は10月であり、来年がどうなるかを知ることができる。それはポジティブなことだ」トヨタは、WRCの日本招致に熱心に取り組んでおり、決定は簡単には受け入れられないと予想されている。また、WRCのマニュファクチャラーは、来年の14ラウンドのカレンダーは物流面でコスト負担にならないとして、チリと日本でのシリーズ開催を支持しているようだ。チームは、ツール・ド・コルスの復活によって追加の予算がかかる。だが、FIAはそれらのコスト相殺するためにチャンピオンシップへの登録料を50%に削減することを提案したという。
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