ウィリアムズは、F1サウジアラビアGPでカルロス・サインツJr.とアレクサンダー・アルボンがチームプレーでアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)を封じて、8位と9位でダブル入賞。コンストラクターズランキングでハースF1チームを抜いて5位に浮上した。レース終盤、ハードタイヤのウィリアムズ勢を、リバースストラテジーでフレッシュなミディアムを履いたアイザック・ハジャーが追っていた。
そこでウィリアムズは、前を走るカルロス・サインツJr.に対して、アレクサンダー・アルボンをDRS圏内に留めるように指示。アイザック・ハジャーのタイヤのオフセットを封じた。8位でフィニッシュしたカルロス・サインツJr.は「堅実な1日だった!」とコメント。「ミディアムタイヤでレースをスタートし、ハードタイヤに交換後は、チェッカーフラッグまで良いオーバーテイクを繰り出し、順位を上げていった」「レース終盤、チームはハジャーがアレックスにとって脅威となることを認識し、残り12~13周で彼にDRSを与えるよう指示があった。このトラックには3つのDRSゾーンがあるから、ちょっとしたミスも大きな代償を払うことになるから、簡単ではなかった。でも、完璧にこなして、チームにとって重要な2台がポイントを獲得できた」9位でフィニッシュしたアレクダンダー・アルボンは、チームメイトのDRSを防御手段として使うことは“ガスリー対策”として最初から考えていたと説明した。「昨日はちょっと厳しい状況だったけど、チームは素晴らしい仕事をして、状況を好転させてくれた」とアルボンは語った。「アイザックにオーバーテイクされないように、DRSトレインを作って安全策をとったんだ。もし2台だけで走れてたら、カルロスと僕はもっと良いペースで走れたと思う」「でも、この戦略については、戦略会議で話し合ったんだ。実際には、ピエール(ガスリー)に関して詳しく話し合った。ピエールは、今日は良いレースペースを保てるだろうと思ったからだ。でも、結局、アイザック(ハジャー)が彼のポジションを奪った。だから、同じことをやった。とても満足している」チーム代表のジェームス・ボウルズは「チームの素晴らしい仕事ぶりだった」とコメント。「コンストラクターズ選手権で5位という、まさにふさわしいポイントを獲得できた。ワールドクラスのドライバー2人が最高のパフォーマンスを発揮しているというのは本当に幸運なことで、今日、それがいかに成果を上げたかお見せできたと思う」「今日は個人ではなく、チームにとっての勝利だった。これ以上ないほど誇りに思う」
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