ウィリアムズF1は、2021年にジョージ・ラッセルに代わってセルジオ・ペレスが加入するとの噂を否定しなかった。ウィリアムズF1の暫定チーム代表を務めるサイモン・ロバーツは、ビデオ会議ですでに2021年の契約を発表しているジョージ・ラッセルとニコラス・ラティシが残留することを確認することを何度も求められたが、そうすることを拒否した。
ウィリアムズF1は8月に米国を拠点とするドリルトン・キャピタルに売却し、オーナーシップが変更になっている。「周りにはシートを探している優秀なドライバーがたくさんいる。ドリルトンがチームを買収したが、何も変わっていない。それ以上は言えない」とサイモン・ロバーツは語った。それは現在のドライバーが残留していることを意味するか質問されたサイモン・ロバーツは「私は我々ドライバーのどちらについても何も言うつもりはない。彼らは二人とも素晴らしい仕事をしている」とコメント。「周りにはたくさんの憶測がある。うかつに燃料を注ぎたくはない」セルジオ・ペレスとの契約を否定すればすべての推測を終わらせることができるはずだと指摘されたサイモン・ロバーツは「我々はここでのレース週末に焦点を合わせている。ニュースはない」と頑なに否定することを拒んだ。ジョージ・ラッセルはまだポイントを獲得することができていないが、メルセデスはその才能を認めており、来シーズン末にラッセルを取り戻すことができる。一方、セルジオ・ペレスは来年アストンマーティンとなるレーシング・ポイントが4回のF1ワールドチャンピオンのセバスチャン・ベッテルと契約したことでシートを失った。大きな市場であるメキシコのテルメックスグループの強力なスポンサーがついているセルジオ・ペレスは、それだけでなく、決して競争力の高くないマシンで表彰台を獲得してきた経験が高く評価されている。一転してシート喪失が噂されることになったジョージ・ラッセルは「僕は来年の契約を結んでいる」と主張。「もちろん、憶測は目にしている。実際、グリッドにはレースシートを探している素晴らしいドライバーがたくさんいるし、そのうちの何人かはたくさんの後ろ盾を持っている」チームメイトのニコラス・ラティフィは、裕福な父親のマイケルと関係のある企業からのスポンサーシップを通じて、すでにチームに財政的貢献をしており、シートを失うことはないと考えられている。