ジャック・ヴィルヌーヴは、ロードアメリカで行われたNASCARネーションワイドシリーズで印象的な走りをみせた。ブラウン・レーシングの#32 トヨタ カムリをドライブするジャック・ヴィルヌーヴは、最終プラクティスでトップタイムを記録。予選では2番手タイムを記録し、フロントローからスタートした。序盤の大部分を2番手で走行したヴィルヌーヴは、戦略の違いにより一時は後方に沈むも、最後のピットストップのあとトップに返り咲き、12周にわたってレースをリードした。
その後2番手に下がったヴィルヌーヴは、最終的に電気系トラブルによりスローダウン。25位でレースを終えた。「予想していたよりもずっと楽しいレースだった」とヴィルヌーヴはコメント。「クルマは本当に運転しやすかったし、楽しいレースだった。もちろん、去年とはだいぶ違っていたけど、今日も楽しかったね」「クルマの感覚は本当に良かった。残念だね。週末ずっと懸命に作業したので、結果を出せなかったのは本当に腹立たしいよ。クルーは懸命に働いてくれたし、僕のクルマは週末ずっと素晴らしかった。1年で2レースというのはタフなものだ。それらを最大限に利用しなければならないからね」レース中、3台のマシンがタイヤを接触させるサイド・バイ・サイドになる激しいバトルを制してトップに立ったヴィルヌーヴ。「それは楽しかったね。あそこは60(エドワーズ)よりブレーキングを遅らせられるとわかっていた場所だ。ずっと狙っていたし、十分に近づいていた。スリーワイドになって、タイトになるとわかっていたけど、掴めるときにチャンスを掴まなければならない」「彼はレースでずっと僕よりも速かったので、出来るときにチャンスを掴まなければならなかった。僕はレースでずっとフロントブレーキと戦っていた。リスタート後のクルマは本当に速かったけど、結局、電気系のトラブルが発生してしまった」ジャック・ヴィルヌーヴは、8月29日のモントリオールで再びNASCARネーションワイドシリーズに参戦する。