フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、シャルル・ルクレールが最も手強いチームメイトだと断言するのはあまりに時期尚早だと語る。今年からフェラーリに加入した2年目のシャルル・ルクレールだが、ドライバーズ選手権で4度のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルを9ポイント上回っており、予選(両ドライバーがタイムを記録したグランプリ)でも9対6で勝っている。
だが、シャルル・ルクレールはこれまで対峙してきたなかで最も手強いチームメイトかと質問されたセバスチャン・ベッテルは「そういうのはフェアだとは思わない。あまりに短すぎる」とコメント。「確かに彼は若いし、彼がとても速いのは間違いない。誰もそこに疑いはないと思う」これまでゼバスチャン・ベッテルは、キミライコネン(2015-18)、ダニエルリカルド(2014)、マーク・ウェバー(2009-13)、セバスチャン・ブルデー(2008)、ヴィタントニオ・リウッツィ(2007)、ニック・ハイドフェルド(2007)といったドライバーとチームを組んできた。「結局のところ、マーク、キミ、ダニエル、ヴィタントニオを同時に同じクルマに乗せなければ実際に比較することはできないので、フェアではないと思う」とセバスチャン・ベッテルは続けた。「確かに生のスピードというの点でルクレールは非常に速いのは明らかだが、彼にとってまだ非常に初期であることは明らかだ。彼は、F1でまだ第2シーズンだし、F1に多くの時間を費やし、多くの経験を積んだキミやマークとは非常に異なる」だが、セバスチャン・ベッテルは、フェラーリの今季マシン『SF90』に苦労していたとき、シャルル・ルクレールのインプットから恩恵を受けたと語る。「彼がリアルな参考になるのは良いことだ。特に僕が自分自身とマシンを最大限に活用するのに少し苦労したときは、それは助けにもなるので良いことだ。そしてチームとして、2人のドライバーがコース上で同じ見地で戦っているのをわかっているのは良いことだ」