セバスチャン・ベッテルは9日(木)、フィオラノでピレリの新しいF1ウェットタイヤをテストしたが、クラッシュして早々に終了してしまった。 2015年マシンを改良したミュールカーで今年から導入されるワイドになったピレリのコンパウンドのテストを開始したセバスチャン・ベッテルだったが、午前中の早い段階で人工的に濡らしたコースでマシンのコントロールを失い、正面からバリアに突っ込んだ。
セバスチャン・ベッテルは、立体交差の先の右コーナーでコースの右側に飛び出した。軽い打撲以外にセバスチャン・ベッテルに怪我はないとのことだが、マシンには大がかりな修理が必要な状態だったため、テストは短時間で打ち切られた。10日(金)にはリザーブドライバーのアントニオ・ジョビナッツィが走行する予定だが、フェラーリが金曜日までにマシンを修理できるのかどうか、また、修理が間に合うようで場合に失った時間の穴埋めるためベッテルがもう1日テストを希望するかどうかはわからない。 2017年、F1はセーフティカー出動後にスタンディングスタートでレースが再開されることになっており、ピレリはウェットタイヤのテストを続けている。そのため、ピレリはタイヤウォーマーを使わずにマシンが静止した状態からスタートする際に問題を起こさないように対策に取り組んでいる。
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