セバスチャン・ベッテルが、鈴鹿でタイトルを獲得するために必要なポイントは1ポイント。だが、レッドブルは優勝してタイトルを獲るつもりで鈴鹿に挑むと述べた。予選でのトップのセバスチャン・ベッテルと2位のジェンソン・バトンの差はわずか0.009秒差。これはこれまでのF1日本GPでポールポジション最も接近した戦いだった。
今回のF1日本GPで、セバスチャン・ベッテルは他のドライバーの結果に関係なくトップ10フィニッシュを果たせさえすればタイトルを手にできるが、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、目指しているのは優勝だと述べた。1ポイントを獲得することに集中するかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「我々の目的はそうではない。我々の目的はレースに勝つことであり、43ポイントを獲得してコンストラクターズ選手権でのリードを築くことだ」とコメント。「セバスチャンに関しても、流してポイントを獲ることは彼のアプローチではない。彼のアプローチはレースで優勝を目指すことだ。彼はポールポジションを獲得することによって最高の週末のスタートを切った。ここまで12回のポールポジション獲得は驚くべきことだ」開幕戦からのレッドブルのポールポジション記録を防衛したセバスチャン・ベッテルのパフォーマンスは、今年のベッテルのスピードと精神面の成長を証明しているとクリスチャン・ホーナーは述べた。「彼は信じられないような一年を過ごしている。彼は非常に高いレベルで走っており、ドライバーとしての彼が進化しているのを目の当たりにできたことのは素晴らしいことだった。彼がドライバーとしてもっと経験を積み、成長を続けて、もっと高いレベルに達することができると思う」レッドブルは、今週末の日本で1発の速さではそれほど大きなアドバンテージはないが、金曜フリー走行でのロングランのペースはレースでは優勢であることを示していた。しかし、クリスチャン・ホーナーは、タイヤデグラデーションを予測して戦略を維持することが日本での一番の要因になると考えている。「タイヤデグラデーションはかなり面白いことになるだろう。5つ星のレースになる可能性があるね」とクリスチャン・ホーナーは述べた。