マックス・フェルスタッペンは、レッドブルでチームメイトだった角田裕毅との間にあった「小さいが重要なセットアップの違い」について説明した。角田裕毅は日本GPを前にレッドブルへ昇格し、フェルスタッペンと22戦と5回のスプリントを共に戦った。しかし、その期間で獲得したポイントは30点にとどまり、フェルスタッペンの385点とは大きな差があった。
角田裕毅の最高位はアゼルバイジャンGPでの6位。一方フェルスタッペンは8勝を挙げ、夏休み明けの驚異的な追い上げの末、チャンピオンとなったランド・ノリスにわずか2点差まで迫った。これまでフェルスタッペンのチームメイトだったピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレス、リアム・ローソンはいずれも、フェルスタッペン仕様のセットアップに適応する難しさについて語ってきた。フェルスタッペンは、コーナー進入での正確さを重視した非常に鋭いフロントノーズを好み、他のドライバーには扱いづらい特性だとされている。角田裕毅と共に過ごした時間を振り返り、フェルスタッペンは、セットアップはかなり近づいていたものの、日本人ドライバーは依然としてアンダーステア寄りのクルマを走らせていたと明かした。「最終的に、ユウキが来て、やっぱり僕たちのクルマは難しいという話をしていた」とフェルスタッペンはViaplayに語った。「(僕のセットアップで)走ろうとはするけど、どのドライバーにもそれぞれのスタイルがあるからね」「セットアップの面では、ユウキは常に少しアンダーステア寄りで走っていた。ただ、ある段階になると方向性自体はかなり同じになっていった」「特にシーズン後半は、僕たちは非常に多くの場面で同じ哲学で走っていた。ただし、ユウキのクルマは少しだけアンダーステアが多かった」「違いは、週末の組み立て方や、エンジニアとの仕事の進め方にもある」「本当に細かい部分の話なんだ。アブダビでは、僕自身もフリー走行の段階では完全に満足していたわけじゃなかった。でも、ほんの小さな変更で0.2秒を見つけ出した。0.2秒はこのグリッドではとてつもなく大きい」
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