F1界で驚きの展開が広がっている。2026年に向け、レッドブルを離れる可能性が取り沙汰されているマックス・フェルスタッペンの移籍先として、新たな有力チームが浮上した。先週末、サウジアラビアでのグランプリ取材中、フェルナンド・アロンソが「もしフェルスタッペンがレッドブルを離れるなら、メルセデス、アストンマーティン、フェラーリが候補になるだろう」とSky Italiaのヴィッキー・ピリアに語った。
フェラーリには現在、絶好調のシャルル・ルクレールが在籍しており、フェルスタッペン加入となれば、ルイス・ハミルトンがわずか1シーズンでフェラーリを去る可能性が浮上している。これについて、元F1ドライバーでミハエル・シューマッハの弟であるラルフ・シューマッハは「ハミルトンが引退する可能性は十分にある」とSky Deutschlandに語った。「彼は今、マシンをうまく扱えずに苦しんでいる。ランド・ノリスの話題も多いが、ハミルトンはそれ以上に厳しい。かつての自分の経験から言っても、こうした状態が続くと、ある日突然『なぜこんなことを続けているのだろう?』と思う瞬間が来る」と語り、精神的にも限界が近いのではと懸念を示した。さらにシューマッハは、「40歳で、莫大な財産もある。『もう人生を楽しみたい』と考えるのも自然な流れだ」とハミルトンの心情を推察。「フェラーリとハミルトンが描いていた壮大なプロジェクトだが、今のところルクレールとの間に大きな差があり、ここまで極端だとは思わなかった」と続けた。また、シューマッハは「ルイスは発言内容もボディランゲージも、絶望的で混乱しているように見える」とも述べ、Sport1によれば「このままだと契約満了前にヘルメットを置くかもしれない」との見解を示している。一方、レッドブルの顧問であるヘルムート・マルコも、ハミルトンの苦境に同意を示している。「確かにハミルトンは絶望的に見える。しかし彼は2026年まで待つつもりだろう。フェラーリが新規定下で大成功を収め、そのマシンが彼に合うことを期待しているのだ」と語った。さらに元F1ドライバーのマーク・スレーも、「ハミルトン自身が引退を決断する可能性もあるが、フェラーリ側から引導を渡す可能性もある」と指摘。「いずれ、フェラーリは『マーチャンダイズ効果』よりも『勝利』を重視するようになる。そして成功が得られないのであれば、フェラーリはハミルトンに『引退を考えては?』と問いかけるだろう」と述べ、マックス・フェルスタッペンを迎え入れる準備が進む可能性にも言及した。
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