マックス・フェルスタッペンは、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコの動向次第で、自身のF1チームでの将来が左右される可能性があると警告した。金曜日にサウジアラビアで明らかになったところによると、最近のメディアへのリークに関する新たな調査が行われる中、マルコはエナジードリンク会社から停職処分を受ける恐れがあるという。
オーストリアのレッドブル社は、チーム代表のクリスチャン・ホーナーの行動に関する極秘調査に関する情報が、社内のメディアを完全にシャットアウトするはずの中でどのようにジャーナリストに公開されたかを調査しているようだ。マルコは引き続きレッドブルに雇用されサウジアラビアに滞在しているが、出勤停止処分を受け、今月開催されるオーストラリアGPを欠場する可能性があると語った。停職処分を受ける可能性はあるかとの質問に対し、マルコは「理論上は可能性が常に存在する」と述べた。しかし、現在進行中のホーナー騒動の展開はまだ終わりそうになく、今度はレッドブルのドライバーであるフェルスタッペンがマルコのチーム離脱を受け入れないことを示すことで、事態をさらにエスカレートさせている。ここ数日、フェルスタッペンの契約にはマルコが離脱した場合、フリーエージェントとなる条項が含まれているとの憶測が広まっていたが、今回、フェルスタッペンは、マルコのチームでの将来がどうなるかにかかっているとチームに伝えたことを明らかにした。ジェッダ・サーキットでポールポジションを獲得したフェルスタッペンは、マルコの行く末が自身の将来に影響を与えるかどうかについて「僕はヘルムートのことを尊敬しているし、僕たちが一緒に成し遂げてきたことも尊敬している」と語った。「彼への忠誠心はとても大きいし、チーム内の全員、上層部の全員に常に表明してきたことは、彼はチーム内だけでなく今後も私の意思決定において重要な役割を果たしてくれるということだ」「だから、彼がチーム内にとどまることは、もちろん他のみんなも含めて、とても重要なことなんだ。チーム全体の努力だからね」フェルスタッペンは、もしレッドブルの現状を受け、チームの経営陣が一新される恐れがあるのなら、別の場所に移ったほうがいいと考えるようになるかもしれないと語った。「主要な人材を結集させることは非常に重要だ。もし重要な柱が倒れてしまったら、それは僕の状況にとってもよくないことだと思う。それは僕がチームにも言ったことでもある。だから、ヘルムートには残ってもらわなければならない。「彼は初日からディートリッヒ(マテシッツ)とともにこのチームを作り上げてきた。そして、彼は常にチームやチーム内の全員にとても忠実だった。当時からすでに全員がポジションを維持できるようにしてきた」「もちろん、彼がしてきたことに敬意を払うことも非常に重要だと思う。そして、それは忠誠心や誠実さにもつながる。だから、彼がチームの一員であり続けることは、僕にとっても重要なことなんだ。フェルスタッペンが、マルコが去れば自分も去る可能性があると明言したことは、来年に向けてフェルスタッペンの獲得に照準を合わせているメルセデスにとって大きな関心事となるだろう。メルセデスは、2025年にフェラーリに移籍するルイス・ハミルトンの後釜を探しており、フェルスタッペンがもたらすスピードとマーケティングの存在感をよく知っている。