FIAレースディレクターのマイケル・マシは、マックス・フェルスタッペンが、ライバルであるルイス・ハミルトンとの衝突でタイムペナルティではなくグリッドペナルティを受けた理由を説明した。ルイス・ハミルトンがピットレーンを出たとき、二人はF1イタリアGPの26周目に接触した。マックス・フェルスタッペンはターン2のインサイドからハミルトンを抜こうをしたが、ソーセージの縁石にはみ出して接触。メルセデスのマシンの乗り上げる形で両者はレースを終了した。
マックス・フェルスタッペンは、インシデントの責任を負わされて次戦F1ロシアGPで3グリッド降格ペナルティを科されたが、前回二人が接触したシルバーストンでは、ルイス・ハミルトンは10秒のタイムペナルティが科せられてた。マイケル・マシは、ペナルティを決定するためのスチュワードの意思決定プロセスを説明。3グリッド降格ペナルティは、5秒タイムペナルティに相当するものであるとし、マックス・フェルスタッペンはレースを続けることができなかったので、それを消化することは不可能だったと述べた。「彼らが続けていたら、それはレースでのタイムペナルティだっただろう。シルバーストーンではそうではなかったので、それらを比較することはできない」「あるインシデントで2台のマシンがリタイアしたのに対し、別のインシデントでは1台のマシンがリタイアした。ペナルティは継続できなかったためだ。我々はすべてのチームと誰かが続行できないときにグリッドペナルティを適用することで合意している。それは今年適用されたグリッドペナルティでも目にしている」マイケル・マシは、モンツァのターン1に配置されたソーセージ縁石を調整する理由はないと考えており、縁石にヒットするか。完全にコーナーをカットするかは「ドライバーの選択」であると述べた。「あのような状況では、ソーセージ縁石は、特定のコーナーで非常にうまく機能すると思う」とマイケル・マシは付け加えた。「それはドライバーの選択だった。縁石にマシンで乗ることも、左側に行くこともできる。週末の間に何度も起こったが、同じような状況で多くの人々が縁石の左側にある小さな隆起を通り抜けて再び合流することを選択していた」