レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2021年のF1プレシーズンテストをポジティブな形で締めくくり、3日間の最速タイムを記録。これまでで最高の準備ができていると語る。これまで高い期待を持ちながらもF1プレシーズンテストで新車を投入するたびに何らかのトラブルに見舞われてスローなスタートを切っていたレッドブル・レーシングだが、今年は初日のフェルスタッペンと2日目のセルジオ・ペレスのエンジンカバーの破損を除けば、RB16Bは有望なパフォーマンスをみせている。
マックス・フェルスタッペンは、日曜日の午後にRB16Bのパフォーマンスをさらに強調。今年のF1プレシーズンテストで1分29秒を下回った唯一のドライバーとなり、3日間の最速となる1分28秒960というタイムを叩き出した。2021年シーズンに向けて最強のスタートが切れたのではないかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「間違いなく、最高だったと思う」とコメント。「でも、何の保証もないし、開幕戦の週末になれば、自分たちがどの位置にいるかが判明するだろう」「僕たちはプログラムを実行した。金曜日の初日と比べると、コンディションがかなり異なっていたので、それに合わせてマシンを少し調整する必要があった。でも、僕たちサイドから見れば、テスト全体を通して非常にスムーズで満足のいくものだったと思う」「僕たちは常に何を改善できるかを調べている。そして、僕たちが取り組みたいと思っていることがいくつかあるのは確かだ。でも、すべてのチームがそうだと思う」12か月前、レッドブル・レーシングのRB16はバルセロナでのF1プレシーズンテストで苦しいスタートを切ったが、今年のRB16Bははるかに安定したマシンに見えた。チームのリザーブドライバーであるアレクサンダー・アルボンは、昨年マシンの問題を“解決”するために冬の間懸命に働いたと語っていた。2021年のリア周りのレギュレーション変更により、マシンはダウンフォースを失ったが、マックス・フェルスタッペンはRB16Bは前年マシンからポジティブな一歩を果たしていると語る。「これまでのところ、マシンはかなり安定しているし、それは素晴らしいだ」とマックス・フェルスタッペンは語った。「フロアにも多くの変更が加えられているし、このフロアによってマシンのダウンフォースが少し失われるのは、常に少し難しいものだ」「開幕戦を楽しみにしている。今は誰もがそうだと思うけど、個人的には週末のレースの方がずっと面白いと思う。でも、もちろん、マシンをもっと理解するために行う必要がある」