レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1プレシーズンテストで何度もスピンを喫したものの、新車RB16の安定性について心配はしていないと語る。マックス・フェルスタッペンは、F1バルセロナテスト最終日にメルセデスのバルテリ・ボッタスよりも1段階柔らかいC4タイヤで0.073秒差に迫り、6日間の総合3番手のベストタイムを記録した。
レッドブル・ホンダRB16のペースが示された結果となったが、マックス・フェルスタッペンとチームメイトのアレクサンダー・アルボンは、テストを通して複数回のスピンを喫しており、マシンの扱いが難しいことを示した。特に風が強い状況では、RB16の空力が強い影響を受けるのではないかとの見方もある。だが、マックス・フェルスタッペンはスピンしたことを重要視しておらず、メディアのために話題を提供したかったと冗談を交えて語った。「今日ここに来ることを知っていたので『そうだ、話のネタが必要なので、何回かスピンしておこう』と言ったんだ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「普通に起こることだ。マシンの限界を試したいし、かなりうまく機能していたと思う。数回スピンすることで、限界がどこにあるかがわかった」ファンがレッドブル・ホンダRB16が風に過敏であることを心配するのは正しいことかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「彼らはクルマの運転しているわけではないのでわからないんだよ」とコメント。「僕はまったく心配していない。僕たちがプッシュし続けて、改善しなくていもいいという意味ではなくてね」「僕たちは良い準備ができていた。僕たちとしては非常に良いと思う。メルボルンで十分な競争力があることを期待している」「基本的に全日程で試してみたかったすべてを試すことができたので、とても満足している」チームメイトのアレクサンダー・アルボンも、多くのチームが新車での限界を探ろうとしてコースオフしていたと語る。「本気でプッシュしてみて、新車で何ができるかを見極めようとしていただけだと思う」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「風も常に変化していた。スピンしていたのは、マックスと僕だけではなかった。パドックには多くのスピンがあった思う」マックス・フェルスタッペンは、6日間のテストの最後の1時間にベストタイムを設定したが、それ以外の多くをロングランに集中した。最後にマシンに何ができるのかを確認できたのは良い気分だったと語る。「ずっと多くの周回数を走っていたので、そのようにマシンを運転する方がずっと楽しい」とコメント。「すべてが非常にうまく機能しているように見えた。僕たちは最も柔らかいコンパウンドを走らせていないけど、それでもマシンのバランスは良かったと思う」