F1レースディレクターのマイケル・マシは、F1メキシコGPのマックス・フェルスタッペンが予選終了後の記者会見でイエローフラッグで減速しなかったと発言したことが、調査とペナルティに繋がったとの見方を否定した。マックス・フェルスタッペンは、F1メキシコGPの予選でトップタイムを記録したが、Q3の最後のアタックでバルテリ・ボッタスがクラッシュした現場で提示されていたイエローフラッグを無視したことに対して3グリッド降格ペナルティを科せられ、ポールポジションを失った。
ペナルティの発表までには約1時間を要し、その間にマックス・フェルスタッペンは暫定ポールポジションとして記者会見に出席。減速しなかったことを認めたが、イエローフラッグを見たかどうかは確認しなかった。スチュワードがマックス・フェルスタッペンの調査を開始したのはこの発言がきっかけだったとの推測がなされたが、マイケル・マシは“100%事実ではない”と否定した。「それまでにスチュワードから言及されていたし、スチュワードは問題を調査していた。その後にマックスのコメントが明らかになった」とマイケル・マシは RaceFans に語った。マイケル・マシは、自分はクラッシュした現場での修理作業を監督しており、スチュワードは別の問題で忙しかったため、審議の通知に遅れた生じたとした。「実際にはすぐに調査していた」とマイケル・マシはコメント。「しかし、起こっていたことを考えれば、最優先はバルテリの健康状態だった。メディカルカーを出して、彼がすべて問題ないこと確認することだった。それがセッション終了時の一部だった。無事がわかり、マシンをチームに戻すことが2つ目だ。3つ目の要素として、次のアクティビティのためにサーキットを修復していた。安全代表としての役割の一部として、私はそこに出向き、すべてが元通りに戻ったことを確認していた」それらの作業がが完了した後、マイケル・マシは、ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、およびマックス・フェルスタッペンが事故現場を通過する際に正しく運転していたかどうかを調べ始めた。「オフィスに戻った後、バルテリの事故後の3台のマシン(ルイス、セバスチャン、マックス)の存在する様々なデータの処理を開始し、3台すべてをレビューした」ペナルティが発表された後、マックス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンが減速しなかったにもかかわらず、ペナルティを受けなかったと主張していた。しかし、マイケル・マシは、ルイス・ハミルトンにはイエローフラッグは振られておらず、減速する必要はなかったと指摘した。「ルイスのケースは非常に簡単だった。イエローフラッグは振られていなかった」とマイケル・マシは説明する。「マーシャルはその時点で驚くべき仕事をし、イエローフラッグを比較的素早く示した。ルイスには提示されなかったが、セバスチャンとマックスには提示されていた。それが起こったことのすべてだ」「それにスチュワードはアンセーフリリースについてトロロッソとルノーとの聴聞会の途中でした。したがって、彼らは聴聞会に出席するための召喚状を発行することができなかった」「ルノーとトロロッソの聴聞会が終了するとすぐに彼らは召喚状を書き上げた。報告すべき事件があった時点で、そ事実上、私は彼らからインシデントの報告を受けていた」記者会見で、マックス・フェルスタッペンは、規則に違反した場合、スチュワードはラップタイムを削除すべきだと述べたが、マイケル・マシは、そのような裁定は黄旗の無視には適用されないと述べた。「スチュワードのペナルティのガイドラインでは3グリッドとなっている。シングルイエローには長い間そうされてきた。ダブルイエローに対するスチュワードガイドラインのペナルティは5グリッドとなる」