レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1日本GPでの期待外れな週末、そして、チームの現状と来年にむけての開発について語った。マックス・フェルスタッペンのF1日本GPは、シャルル・ルクレール(レッドブル)とのオープニングラップでの接触が原因でリタイアという形で週末を終えることになった。
「二人ともスチュワードのところに行った。彼らはあらゆる映像を持っていてすべてを見直すことができるし、あらゆる情報を持っている。トム・クリステンセンがそこにいて、以前もいた2人の常設スチュワードと地元のスチュワードもいた。彼らは僕たちに起こったことをどう思うかを聞き、まず僕たちがそれについて説明した。僕たちの情報、そして、彼ら自身の洞察に基づいて、彼らはどうすべきかを決定する。いくつか準備してそこにいく。僕はすべての角度のカメラの映像、他のクルマ内からの映像も見直していた。最終的に非常に明白だった。そこに行きはしたけど、実際、そこにいく必要はないようなものだった」とマックス・フェルスタッペンは振り返る。シャルル・ルクレールには、マックス・フェルスタッペンとの接触に対する5秒ペナルティとフロントウイングを引きずった安全ではない状態でレースを続行したことに10秒のペナルティが科せられたが、フェルスタッペンにはあまり影響はなかった。「最終的にそれは違いにはならなかった。僕はレースから退いていたし、彼がどんなペナルティを受けたとしても、僕には役には立たない。でも、最終的に彼にペナルティが与えられたのは良いことだった。彼らがそうしなければ、多くの人たちが疑問を持っただろうからね」レッドブル・ホンダは、今シーズンあまりに保守的なのではないかと質問されたマックス・フェルスタッペンは「いずれにしろ、僕たちは予選ではストレートで足りなかった」とコメント。「全員が他のスリップストリームのなかにいたし、お互いに5~6秒以内にいた。スリップストリームは1.5~2秒くらいを与える。僕の予選ラップはすべて自力で走っていたし、他のスリップストリームが得られないのはよくあることだ。このマシンはスリップストリームにとても敏感だ。最終的に僕たちは5番手になれたし、3番手がベストなシナリオだった。僕たちに失うものはあまりなかったし、もっと多くのリスクを冒せたと思う。メルセデスとフェラーリの前で終えるために予選で追加のステップを果たせることを願っている」ダニエル・リカルドがチームを離れ、ピエール・ガスリーとアレクサンダー・アルボンをチームメイトに迎えたマックス・フェルスタッペンだが、マシン開発については大きな差はないと語る。「ダニエルがマシン開発に大きな貢献をしていたとは思っていない。去年は金曜日に2つの異なるセットアップをテストできていた。最終的にベストなものを組み合わせたり、1つの方向を選んだりしていた。サーキットを知らないルーキーと走っている場合、彼にはすぐにベストなセットアップは期待できない。まず彼はトラックを知ることになる。今はしばしばカレージの僕の側でいろいろなことを試しているけど、走行できる時間がかなり限られているので、多くのことはできない。でも、最終的にクルマは風洞を使ってさらに開発していかなければならないし、セットアップは多くは変更できない。僕たちには新しいウイング、新しいフロアが必要だし、すべてを一貫性して開発していく必要がある。その点では以前ほど強くなかったと思う」来年にレッドブル・ホンダがパフォーマンスを改善させるためには何が必要かと質問されたマックス・フェルスタッペンは「全員が100%を尽くしているし、全員がそれを最大限に生かそうとしている」とコメント。「唯一、今年は新しいフロントウイングのせいで僕たちにとって少し難しくかったように思う。そこは僕たちが今年の冬に検討しなければならない部分だ。もちろん、僕たちには来年改善するための多くのアイデアがある。いくつかは今年もうまくいっているし、うまくいっていないものもある。でも、常に良くなれることはある。僕たちが何がうまくいかなかったかを把握していると思うし、来年にむけて対策を講じていく」