レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、コース上での競争的でアグレッシブなドライビングスタイルは決して“Mad Max”ではなかったと主張するが、5年目のシーズンとなる今年は“成熟”する必要があると認める。マックス・フェルスタッペンは、レース中の“暴れん坊”なスタイルで知られており、また、昨年はエステバン・オコンへの暴力行為でFIAから2日間の社会奉仕活動を命じられたことなどから“Mad Max”の異名をとっている。
マックス・フェルスタッペンは「5シーズン目になるので、もう言い訳はできないし、成熟していなければならない」と Reuters に語る。「僕は決して“Mad Max”になったことはなかった。僕はとにかくチームにとってベストな結果を得ようとしている“Max”だった。ドライバーとして僕はずっと同じ男のままだ」「僕はいつもそれからベストの結果を得ようとしている。2番手や3番手になるためにそこにいるわけではない。僕はウィナーであり、すべてのレースに勝ちたいと思っている。そして、僕はいつもそのために頑張っている」「チャンピオンシップのために戦っているならば2位で十分なときもあるのは確かだ。でも、僕はまだそのポジションにいたことは一度もないし、レースに勝つチャンスがあるたびに必ずそれを目指ししていく」マックス・フェルスタッペンは、長くF1で戦いたいと語る。「僕の目標は少なくとも15年間はF1にいることだ。まだ11年間あるし、そのときの僕は32歳だ」「36歳~37歳や40歳くらいまで走れるかもしれない。どれくらい好きなのかにもよるけどね。42歳までやっているかもしれない」レッドブルのモータスポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンの成熟ぶりにとても満足していると語る。「我々は何度か話し合いをしているし、彼が忍耐を示しているのは確かだ。彼は自分がなぜ勝てないかを理解していた。レースをフィニッシュし、ポイントを稼ぐことが重要だとね。そうでなければチャンピオンシップには勝てない。今の彼は成熟している。彼はまだ非常に若いが、はるかに成熟している」とヘルムート・マルコはコメント。「彼はエンジンのドライバビリティににも満足している。昨年は無線でそれほど満足できないとのコメントを度々耳にいた。今シーズンにむけて彼とチームは大きな自信を持っていると思う」ヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンの新しいアプローチが成果を挙げていると語る。「すでに彼は自分のテストに熱心に集中することで非常に前向きな一歩を踏み出した」とヘルムート・マルコは語る。「以前、テストは彼にとって少し退屈だった。彼はただそれを義務としてみなしていた。しかし、今の彼はそれが非常に非常に重要であることを理解している。エンジニアがクルマを開発するために彼の意見が重要だということをね」
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