5月19日(金)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリー・ポルトガルの競技2日目となるデイ2がポルトガル北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC#11号車)が総合7位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC#12号車) が総合8位につけた。また、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)は、SS7で横転し大幅にタイムロスしたが、総合13位で競技2日目を走り切った。
ラリー・ポルトガルの競技2日目デイ2は、サービスパークが置かれるマトジニョスの北~東北エリアで6本のグラベル(未舗装路)SSと、2本の市街地SSが行われた。ラトバラはSS2で2番手タイムを、SS3ではトップタイムを記録するなど午前中は好調を維持し、一時は総合トップに立った。しかし午後の最後のグラベルステージとなるSS7で不運にも転倒し、大幅にタイムを失い順位を落としてしまった。ハンニネンとラッピは難しいロードコンディションながら安定した走りを続け、前日よりも順位を上げることに成功。ヤリスWRCは、3台すべてが競技3日目のデイ3に駒を進めることになった。競技3日目となる5月20日(土)のデイ3は、サービスパークが置かれるポルトガル北部マトジニョスの東~東北エリアで6本のSSが行われる。SS12およびその再走ステージであるSS15は全長37.55kmで今大会最長。SSの合計距離は154.56kmと4日間でもっとも長く、リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は601.64kmに達する。トミ・マキネン (チーム代表)今日は、ラリー・ポルトガルの厳しさを痛感した1日でした。1回目の走行時から道はすでに掘れており、コースがどんどんと荒れていくのは明らかでした。ですので、出走順の違いによるアドバンテージはあまりなかったと思います。ヤリ-マティはそのような路面コンディションを活かし午前中トップに立ちましたが、午後はさらにコンディションが悪化し、不運にもアクシデントに遭遇してしまいました。ユホはそのような難しい状況ながら素晴らしい走りを実践し、トラブルを避け我々の中では最高の順位で1日を終えました。そして、エサペッカはヤリスWRCで臨んだ初めてのラリーで完璧なスタートを切り、与えられた仕事をきちんと成し遂げました。明日は、今日よりも気温が高くなると予想されるので、きっと大変な1日となるでしょう。しかし、それを乗り越えていくことでチームとして成長できるのです。ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)コースは予想していたよりもかなり荒れていましたが、それでも思い切り攻めることできました。そして、自分がラリーをリードしたことに驚きました。今日、最後のグラベルステージはかなり荒れており、クルマが滑っているような奇妙なフィーリングでした。スライドを止められなかった結果コース脇のバンクに当たり、2輪が浮いた状態となって転倒してしまいました。タイムをかなり失い、クルマにもダメージを受けましたが、何とかサービスパークに戻ることができました。今日はヤリスWRCが優勝を競えるクルマであることを見せられたので、気持ちを切り替えて、明日以降はポイントを獲得するために戦います。ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)他の選手と比べると、大きなトラブルもなく概ね良い1日でした。朝は少し慎重に行き過ぎたと思いますが、それでも多くの場合において、慎重さを欠くよりは良い結果を得られるものです。午後は荒れた路面に対応するためにクルマのセッティングを少し変えましたが、それでもかなり大変でした。クルマに少しダメージを負いフロントフェンダーを失ってしまいましたが、あまり大きな影響はなかったと思います。今日はヤリスWRCの速さと強さが証明されたので、明日のステージが楽しみです。エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #12号車)午後のSSではインタークーラーに穴が開いてしまい、パワーダウンでタイムをかなり失いましたが、全体的には良い1日となり満足しています。とにかくリスクを冒さないように心がけ、自分のペースを保ち続けました。コースは予想よりも軟らかく、滑りやすかったですが、自信を持つことができました。低速コーナーに関しては、自分でもうまく走れたと思います。高速コーナーについてはもっと速く走れたはずですが、今の時点ではまだ完全には自信を持っていないので攻めきれませんでした。関連:【WRC】 ラリー・ポルトガル:オット・タナクが総合首位に浮上
全文を読む