トヨタは、WEC 第4戦 ニュルブルクリンク6時間での#7号車のボディワークを分析し、レース中に空力パフォーマンスに予想外の変化を引き起こし問題を特定した。ポールポジションからスタートしたトヨタ #7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉.ホセ-マリア・ロペス)は、小林可夢偉がスタートドライバーを務めて序盤リードを保ったが、レース中盤にパフォーマンスを失い、ポルシェの2台にかわされた。
レース中、トヨタはそれが空力バランスが移動による問題であることを特定していた。レース後の調査により、7号車はアンダーフロアに大きな損傷を確認。また、リアウイングには穴が開いており、それによってレース中にメインプレートにクラックが入ったとしている。トヨタは、アンダーフロアのダメージは縁石を乗り越えた際、リアウイングの損傷はデブリがリアウイングのメインプレートの最先端にぶつかったことが原因だと考えている。ニュルブルクリンク6時間レースで、トヨタ #7号車は優勝したポルシェ#1号車から1分4秒768遅れの3位でレースを終え、チームにとっては初めてのニュルブルクリンクでの表彰台入賞と、貴重な選手権ポイントを獲得。レース序盤に燃料ポンプのトラブルに見舞われていた最後尾の29位へと後退したトヨタ #8号車も問題を解決してコンスタントな走行を続け、上位へと猛追し、5周遅れながら4位でゴールした。関連:【WEC】 トヨタ:第4戦 ニュルブルクリンク6時間 決勝レポート
全文を読む