6月18日(土)午後3時にル・マン24時間レースがスタート。スタート直前の強い雨により、セーフティカーの先導で約50分、7周の後に本格戦を開始。8周目からTOYOTA GAZOO Racingの2台は上位争いを展開。#6号車がトップと約30秒差の2位、#5号車も約1分30秒差の5位を走行している。 8周目にグリーンフラッグが振られると、3番手からスタートした#6マイク・コンウェイが猛チャージを見せ首位に浮上。
TOYOTA GAZOO Racingの2台はライバルよりも2周ほど遅い12周を終えてピットインし、ドライ用タイヤへと交換。そこから#6号車のコンウェイと#5号車のセバスチャン・ブエミは、共に給油のみのピットを2回経て3スティント、セーフティカー先導のスタートから3時間半という長時間にわたる走行をこなした。 スタート後の雨が止んでからは好天が続き、LMP1-Hクラスはアウディ7号車がトラブルで6ラップ遅れとなるも、残る5台は4時間を終えた時点でも2分以内で首位争いを展開。ピットタイミングで順位交替があったものの、TOYOTA GAZOO Racingは54周目にコンウェイから小林可夢偉へとドライバー交代した#6号車が首位と30秒ほどの差の2位を走行。 セバスチャン・ブエミがスタートを担当した#5号車は、序盤パワートレイン系のセッティングに起因するタイムロスを喫したものの、その後追い上げ4位を走行。54周目にアンソニー・デビッドソンへとドライバーチェンジした直後にタイヤからの異常振動で緊急ピットインを強いられ、1分ほどのタイムをロスしたが、首位から約1分30秒差の5位で順調に走行を続けている。 セバスチャン・ブエミ スタート直後はパワーダウンする具合が発生し、少しタイムをロスしてしまった。その後なんとか回復出来たが、車両の感覚は完璧とは言えなかった。そんな中でもベストを尽くした。まだレースは長いので、どのような展開になるか見守りたい。 マイク・コンウェイコンディションが変わっていく難しいコンディションだったが、私にとっては良いスティントだった。リスクを冒すことなく、着実にチャンスを活かす走りが出来た。雨が止んだ後、コースは想像以上に早く乾いて行った。ライバルとのラップタイムも拮抗しており、上位を争えているのは良いことだ。まだまだ先の長いレースなので、この調子を維持しなくてはならない。TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)スターティンググリッド: 4番手 1時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 5位 10周 2時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 2位 26周 3時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 4位 42周 4時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 5位 60周 TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)スターティンググリッド: 3番手 1時間経過時点(マイク・コンウェイ): 1位 10周 2時間経過時点(マイク・コンウェイ): 1位 26周 3時間経過時点(マイク・コンウェイ): 2位 42周 4時間経過時点(小林可夢偉): 2位 60周 関連:ル・マン24時間:劇的な展開でポルシェが逆転勝利
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