2017年のル・マン24時間でル・マン初制覇に届かなかったトヨタはドライバーは、すでに来年のリベンジに目を向けている。今年、小林可夢偉が予選でル・マン24時間のコースレコードを更新する驚異的なラップで7号車がポールポジションを獲得。8号車も2番グリッドに並び、3台体制で昨年残り3分で逃した勝利を掴み取るための準備は万全かと思われたトヨタ。
しかし、7号車と9号車はリタイア、生き残った8号車もトラブルの修復に時間がかかり、9周遅れの総合9位という厳しい現実を叩きつけられた。昨年、ホームストレートで涙をのんだ中嶋一貴は「今回のル・マンもチームにとって厳しいレースでした。本当に言葉がありません」とコメント。「ただひとつ言えるのは、来年も挑戦しなくてはならないということです。来年はさらに充分な準備をして、よりハードに戦わなくてはなりません」首位走行中にトラブルに見舞われた小林可夢偉は「僕たちのレースになると思っていただけに、本当に残念です」とコメント。「またしても、我々はル・マンで勝つことがどれだけ難しいかを思い知らされました。再度勝利を争うべく、必ず戻って来ます」7号車のステファン・サラザンは「3台共に優勝争いから脱落するというのは、悪夢を見ているかのようでした」とコメント。「僕たちは決して諦めることなく、更に強くなって帰って来ます。必ず勝てると信じることが重要です」8号車を走らせたアンソニー・デビッドソンは「運転しながら厳しさを噛みしめていました」とコメント。「決して諦めず、必ず成し遂げるという信念を抱いて、今年のような素晴らしいクルマと共にまたここに戻って来ます」今年、ル・マン24時間初参戦となった国本雄資は「厳しい結果となってしまいました。またル・マンに戻って来て必ず雪辱を果たしたいと思っています」とコメント。同じ9号車をドライブしたホセ・マリア・ロペスは「レースはこのような結果となってしましました。その瞬間に思ったのは、もっともっと強くなって来年戻って来るということです」とコメント。「またこのレースに挑戦し、充分な強さと速さを身に付けたことをお見せします」TOYOTA GAZOO Racingのチーム代表を務める佐藤俊男は「同じことを繰り返さないの取り組みをして参ります。そして、必ずもっと強くなり、更に強い決心のもと、再びル・マンに挑戦したいと思います」と雪辱を誓った。関連:【ル・マン24時間 結果】 大波乱のレースでポルシェが19回目の総合優勝
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