トヨタのジュニアである宮田莉朋は来年ヨーロピアン・ル・マン・シリーズにデビューし、クール・レーシング(COOL Racing)からLMP2カテゴリーに参戦する。同年に日本のスーパーフォーミュラとスーパーGT(GT500)のタイトルを獲得した5人目の男性となった宮田莉朋は、すでに決定しているロレンソ・フルクサと、未発表の第3ドライバーとともに37号車のオレカ07・ギブソンに乗り込む。
この移籍は、宮田莉朋にとって初のヨーロッパ参戦となる。トヨタは今年初め、FIA世界耐久選手権の若手ドライバー・イニシアティブを再スタートさせて以来、その動向に注目していた。「スーパーフォーミュラとスーパーGTのタイトルを獲得した後、国際選手権に挑戦できることをとても嬉しく思っています」と宮田莉朋は語った。「今シーズン、Cool Racingに加入し、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参加できることに興奮しています。Cool Racingさんは経験が豊富なので、ELMSでの耐久レースやLMP2カーの特性などを学ぶのが楽しみです」「チームスタッフやチームメイトから学び、チームに貢献できるよう頑張ります」「TGRドライバー育成プログラムの一員として、この機会を作り、今シーズンヨーロッパでレースができるようサポートしてくれたモリゾーさん、TGRスタッフ、そしてパートナーの皆様に感謝したいと思います」「皆様のご期待に応えられるよう最大限の努力をしていきます」宮田莉朋は、ホセ・マリア・ロペスが昨シーズン、レシャド・デ・ゲルスとヴラド・ロムコと並んでレースに出場し、クール・レーシングのELMS競技会に加わったこの2年間で2人目のトヨタ関連ドライバーとなる。「我々はこの関係を継続できることに興奮しており、我々のチームに信頼を寄せてくれたToyota Gazoo Racingに感謝したい」とチーム共同創設者のニコラ・ラピエールは語った。「莉友はこれまで出場したすべてのシリーズで速さを見せ、多くの成功とチャンピオンタイトルを獲得してきた。彼にとって新たなチャンピオンシップとなるELMSでも同様になれるよう、彼をサポートできるかどうかは我々次第だ。「このニュースは、若いドライバーに同行するという我々の理念にぴったりだ。このような才能あるドライバーを我々と一緒に迎えることは、ある種の責任であると同時に素晴らしい機会でもある」「彼は競争の激しいシリーズでの経験を生かしてくれるだろう。それは競争力で知られるLMP2クラスにとって良いことだ」
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