2024年にマクラーレンF1チームのリザーブドライバーを務めることが決定した平川亮が、トヨタ自動車のモリゾウこと豊田章男会長とともにF1日本GPが開催中の鈴鹿サーキットを訪れた。マクラーレン・レーシングは、9月22日(金)に平川亮がドライバー育成プログラムに加入し、その一環として2024年にF1チームのリザーブドライバーを務めることを発表した。
その一方で、WECではトヨタと関わり続けている。マクラーレンはWECにワークス参戦していないため、サーキットで競合することはないが、同じ自動車メーカーとしてトヨタは平川亮にF1への出場許可を与えた。平川亮は「チャンスは逃したくない。機会をつくってくれたトヨタに感謝したい」と語った。また、豊田章男会長は「トヨタの育成ドライバーとなると、F1の道が閉ざされているのかという感覚があったと思います。その道が閉ざされることに心を痛めていました」とF1を撤退したことについて話した。「ドライバーには速い車に乗りたい夢がある。その意志が平川も明確だったので、後押しを決めました。マクラーレンには感謝してますし、平川には頑張ってほしい」また、TOOTA GAZOO Racingのチーム代表を務める小林可夢偉は「ドライバーファーストだからこそ応援してくれるモリゾウさん!」とInstagramに投稿。「未来は明るいぞ!平川頑張れ!そしてモリゾウさん、有難うござます」とエールを送った。29歳の平川亮は、もはや典型的な若手ドライバーではない。しかし、彼はチームにさらに多くの経験をもたらします。現在トヨタと世界耐久選手権(WEC)契約を結んでおり、現ワールドチャンピオンであり、現在の総合リーダーでもある。2022年のル・マン24時間レースでも、元F1ドライバーのセバスチャン・ブエミやブレンドン・ハートレーとともに優勝した。平川亮は、2024年にトヨタからWEC参戦と並行してマクラーレンF1のプログラムを実行する予定だ。一彼はウォーキングのファクトリーでマクラーレンのシミュレーターテストを実施し、同時にFIAのテスト禁止に該当しない2021年型マクラーレンMCL35Mでテストマイレージを取得する必要がある。「トヨタが僕を2つのチームのドライバーにさせてくれたことに感謝しています」と平川亮は語った。また、豊田章男階と湯には「彼自身、ドライバーとして、自分を成長させるチャンスを与えてくれるクルマに乗るべきだというアドバイスをしてくれました。だから、このチャンスを最大限に生かし、自分が成長した姿を見せることで恩返しをしたいと思っています」マクラーレンは2023年4月にいわゆる「ドライバー育成プログラム」を再編したばかりだ。チームを率いるのは元F1ドライバーのエマニュエル・ピロ。チームには平川のほかに、インディカーのスター、パト・オワードとアメリカのF4ドライバー、ウーゴ・ウゴチュクも含まれる。