トヨタF1チームの代表を務めてきた山科忠代表は、トヨタF1撤退会見の場で、自らが育てたドライバー、特にここ2戦で素晴らしいパフォーマンスをみせた小林可夢偉の今後について涙を流しながら悔しさをにじませた。「TDPは少し縮小しますけども、継続はします。下のクラスの小さいお子さん、あの辺をサポートしていくべきだと思います」
「中嶋君と小林君については、今、TMGが彼らとドライバー契約とかいろいろ持っていますので、当面は継続をしていくことになります」「お金の面に関しては少し考えながらやっていきたいと思っているのと、ここまで育てた二人ですので・・・・・・できれば、どこかのチームに乗せたいなと思います・・・」とこらえていた涙が溢れだした山科代表。「二人のマネージャーを務めるTMGの有松が、まず中嶋一貴についてウイリアムズとの契約が終了するということで他チームとの交渉に当たってきました。小林可夢偉もこの2戦できちんと能力を証明してくれたので、両ドライバーとも、いま有松マネージャーが動いています。私としても、どこか乗れる場所があればぜひと思っています」「ティモの事故がなかったとしても、可夢偉をこのまま・・・・・・このまま終わらせたくないというのが、みんなの気持ちでした。ですから、次はなんとかしてF1に残れるように・・・頑張ります・・・」関連:トヨタ、F1撤退を正式発表 - 2009年11月4日
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