トヨタは、F1 イギリスGP初日のフリー走行で、ティモ・グロックが14番手、ヤルノ・トゥルーリが20番手だった。午後のセッションでは、ティモ・グロックがクラッチに問題を抱えセッションの大半で走行ができず、最終的に14位で初日を終えた。また、ヤルノもリア・ウィングに問題を抱えスピンを喫し、20位でセッションを終えた。
ティモ・グロックフリー走行1回目 12番手 1分21秒102フリー走行2回目 14番手 1分21秒472「今日は、両方のクルマにとって難しい午後となった。 クラッチに問題があり、我々は第2セッションの大半を走行できなかった。最終的に、メカニックが素晴らしい仕事をしてくれて、セッション終了10分前までにクルマを再び走れる状態にしてくれたので、我々はさらに2回走行することができた。 朝の時点では、クルマの調子はちょうど先週のテストの時と同じように好調と感じられた。しかし、我々は残りの週末に向けて巻返しを図っていくつもりだ。前2レースにおけるチームの結果に続き、我々は日曜日に更なる成功を手に入れるためにプッシュしていくつもりだ。」ヤルノ・トゥルーリフリー走行1回目 15番手 1分21秒265フリー走行2回目:20番手 1分22秒196「今日は、上手く行かない一日だったね。何が起こったかを言葉にするのは難しいよ。私は、ただリア・ウィングを失ってコースオフしてしまったんだ。その後、診断のためにメディカル・センターに連れて行かれたけれど、私は大丈夫だし、明日コックピットへ戻れることは明らかだ。このため、明日は忙しくなることを意味しているが、我々は遅れを取り戻すためプッシュしていくつもりだ。最近の好結果の後で、チームは本当に燃えている。我々は、両車共に10位以内に入り、ポイントを目指していけると思っている。」ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア「今日は、両方のクルマが第2セッションの大半を走行できなかったので、我々にとってはほとんど最悪のシナリオとなった。ティモはクラッチに問題があった。しかしメカニックはその修理のために非常に良い仕事をしてくれたので、時間内にクルマをコースに出せ、ティモにはセッションの終わりにオプションタイヤを試す機会が与えられた。 ヤルノに関しては、リア・ウィングに問題を抱えていた。彼は新しいパーツで走行していたので、ティモと共に標準のスペックに戻して、我々は残りの週末を続行するつもりだ。赤旗中断は別として、午前中それまでは順調だったし、我々は計画していたことの大部分を行えた。しかし、午後のセッションは重要なものだったのだが、我々は明らかに多くの実行時間を失ってしまった。 幸運にも、先週我々はテストのためにここのサーキットにいたので、明日、我々の判断の基になる有益なデータは持っている。」新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター「今日はトラブルで予定のプログラムを消化できずに終わり、残念な一日だった。チェックの結果、不具合のあったヤルノのRrウイングもティモのクラッチも明日以降に引きずることは無い事がわかった。また先週ここ、シルバーストンテストで出したセッティングもあるので今日のデータとあわせて明日の第3プラクティス、予選に向けては万全の準備をしたい。明日は天候が下り坂との予想もあるがどんな条件でもしっかり戦えるところをお見せ出来る様にがんばりたい」