トロロッソ・ホンダは、2月13日(水)にイタリアのミサノサーキットで2019年F1マシン『STR14』のシェイクダウンを実施。レースドライバーを務めるダニール・クビアトとアレクサンダー・アルボンが走行を行った。ホンダのF1エンジンでの2年目となる2019年のF1世界選手権に向けて、トロロッソ・ホンダはドライバーラインナップを一新。かつてドライバーが務めたダニール・クビアトが1年ぶりに復帰するとともに、ルーキーのアレクサンダー・アルボンを起用する。アルボンもかつてレッドブルのジュニアプログラムのメンバーだった。
2月11日(月)に2019年F1マシン『STR14』を公開したトロロッソ・ホンダは、2日後の13日(水)にフィルミングデーを利用してSTR14のシェイクダウンを実施。ノートラブルでダニール・クビアトとアレクサンダー・アルボンが上限の100kmを走り終えた。アレクサンダー・アルボンにとってはF1マシンでの初走行となった。今年からシニアチームであるレッドブル・レーシングもホンダのF1パワーユニットを搭載することで、レッドブル・テクノロジーを介して両チームの繋がりはさらに強いものとなる。実際、トロロッソ・ホンダ STR14には、同じホンダの2019年型F1パワーユニット『RA619H』が搭載されるだけでなく、ギアボックスを含めたリアエンドやサスペンションを含めたレッドブルの昨年マシンのパーツが多数流用される。シェイクダウンで走行したトロロッソ・ホンダ STR14には、への字型のフロントウイングやインレットが設けられたバージボードなど、すでに新車公開時のプレスフォトとは異なるパーツが搭載されており、アグレッシブな開発が期待される。同様の開発は巧みにカモフラージュされたレッドブル・ホンダ RB15でも行われているはずだ。ちなみに同日にはレッドブル・レーシングもシルバーストン・サーキットで2019年F1マシン『RB15』のシェイクダウンを実施。こちらもノートラブルでプログラムを完了しており、ホンダの2019年型F1パワーユニット『RA619H』の初期のシステムチェックは無事に完了したようだ。トロロッソ・ホンダ STR14 シェイクダウン 画像ギャラリートロロッソ・ホンダは、2月18日(月)からバルセロナでスタートする2019年最初のプレシーズンテストの日程を発表。初日は経験豊富なダニール・クビアトが担当。2日目にはアレクサンダー・アルボンが走行を行い、以降一日交代でテストを行う。トロロッソ・ホンダ 第1回バルセロナテスト 担当ドライバー2月18日(月) ダニール・クビアト 2月19日(火) アレクサンダー・アルボン 2月20日(水) ダニール・クビアト 2月21日(木) アレクサンダー・アルボン ダニール・クビアト「自分が変わったのかどうかは言いたくない。それについて多くの憶測があるのは知っている。僕が成熟しているかどうかなどについてね。でも、僕はトラックで運転することで答えたいと思っている。とにかくクルマに乗り込んで、何が起こるのか見てみたい。やるべきことはたくさんあるし、レースに出かける前に4日間バルセロナでサーキットで走ることは誰にとっても非常に重要になるだろう」アレクサンダー・アルボン「当然、急勾配の学習曲線になるだろうと思う。メルボルンの前にバルセロナで4日間のテストがあるけど、僕たちはあまり運転をすることはできない。主な焦点はクルマの中で快適に過ごし、できるだけ早くスピードを上げることだ。もうすぐわかるよ。個人的な準備の間は自分自身に過度なプレッシャーをかけない方だし、初日から持っているすべてを出していきたい。今年は僕が積んできた経験をみんなに見せる機会だ」
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